レビュー

家飲みにお勧め! リニューアルしたキリン「のどごし<生>」を飲み比べてみた

リニューアルしたキリン「のどごし<生>」。今回は旧のどごし<生>と飲み比べてみた

「新ブラウニング製法」を採用

 キリンがこの3月からリニューアル投入した「のどごし<生>」。いわゆる新ジャンルのアルコール飲料で高い人気を誇っている「のどごし<生>」で採用されている「ブラウニング製法」の仕込工程の時間を見直した製品で、すでにコンビニエンスストアや酒店の店頭などで手に入れることができる。

 このリニューアル版「のどごし<生>」(以下、新のどごし<生>)と、従来版ののどごし<生>を飲み比べする機会を得たので、ここに簡単にお届けする。

 新のどごし<生>では、「ブラウニング製法」の仕込工程の時間を見直した「新ブラウニング製法」を採用。ブラウニング製法が、大豆たんぱくからアミノ酸や大豆ペプチドを生成し、糖を加えて加熱することで深みのある味と香りと黄金色の液色を引き出すキリンビールの特許技術(特許番号:3836117号)であるのに対して、「新ブラウニング製法」は特許番号:6779751号として特許が取られており、加熱する際に加える糖の組み合わせを改良することによって、雑味を減らすとともに、コク・キレ・のどごしを高めることを実現した技術になるという。端的に書くと香りが豊かになっているということなのだろう。

 ちなみに、アルコール飲料のためお酒は20歳になってから。運転途中のドライバーさんは、自宅に着くなど運転を終えてからのどごし<生>を味わってほしい。

家のみでごくごく飲めるおいしさがアップ

新製品、旧製品の外観を確認。新のどごし<生>では「新」が強調されている
こちらは180度反対側の面。一見しただけでは分かりにくいかも

 もともとのどごし<生>は、ごくごく飲めるというコンセプトのもと作られており、それは製品名にも込められているとおりだ。キリンによると新のどごし<生>では、「雑味を減らすとともに、コク・キレ・のどごしを高めることを実現」した新ジャンル飲料で、今回その違いを味わってみた。

 まずは350ml缶の外観から。旧缶と新缶の大きな違いは「新!」という文字が入っているかどうかになる。新缶では「新!」の部分が商品名より大きくなっている面があり、新しい感じを強烈に主張している。また、旧缶では「ゴクゴク爽快!」とサブキャッチが書かれていたのに対し、新缶では「ゴクゴクうまい!」とおいしさを強調するものへと変更。味に対する自信のほどがうかがえる。

 あらかじめ冷やしたグラスについてで見たところで色味を確認。よく冷やしておいたため、若干グラスが曇って分かりにくくなっているが、色味については若干薄くなったように見える。とはいえ、新旧を比べているために分かることで、単体で分かることはない。また、色と味のリンクはなんとも言えないが、製法が変わったために、色味も若干変わったのだろう。

新旧ののどごし<生>の色味の違い。左の新のどごし<生>のほうが、若干色味が薄いのが分かるだろうか?

 肝心の味はというと、新旧飲み比べて初めて分かることだが、旧のどごし<生>が「まろやか」な感じなのに対して、新のどごし<生>は「すっきり」感が高い。飲み物としての透明感を強く感じ、ビールで言われるところのキレがよく、爽快感が高い。今回、350ml缶を2缶飲む必要があったため、ペアリングとして近所で売っていた焼き鳥を用意したが、たれ焼きも塩焼きも、よりおいしさを引き立ててくれたのは新のどごし<生>のほうだった。

 この新のどごし<生>のよさは、重さを感じることのないすっきりとした味わいや、飲み終えたときの爽快感にあるように感じる。暑い夏やじめじめした梅雨時などの気分転換としては最適な飲み物だ。旧のどごし<生>のまろやかさを好む人もいるだろうが、「のどごし」という製品名に期待するおいしさは圧倒的に新のどごし<生>が上回っていた。今は家飲みしかできない人も多いと思うが、「おうちでとりあえず一杯」にもお勧めできる製品だ。

新のどごし<生>のキレやのどごし感は大幅にアップ。すっきりした飲み味なので、お魚や肉など、どんな食事にも合わせやすい。とりあえず一杯にもお勧め