おいしさの秘密と私のこだわり

仕事も育児も頑張るママに飲んでもらいたい「ボン・ルージュ 6% 赤」

 メルシャンは、ローアルコールの赤ワイン「ボン・ルージュ 6% 赤」を発売した。同社 マーケティング部 国産グループの長尾綾子氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。

――商品開発の経緯を教えてください。

長尾氏:コロナ禍での外出自粛も続く中、より快適に過ごすために自分にとって「付加価値が高く、満足感が得られるもの」を探し実施する傾向があります。健康食品市場も継続的に拡大しており、消費者の「健康」への意識の高まりが見られる中、ローアルコール市場は拡大傾向にあります。

 一方、ワイン市場は縮小傾向にあり、「アルコール度数の高さから気軽に楽しめない」ことが大きな要因であると考えられています。また、現在のローアルコールワインはフルーツワインやサングリア、シードルなど甘いワインが多く、本格的な味わいのワインがありません。本格的な味わいのローアルコールワインニーズに応えるには、本格的で濃厚な味わいを実現しているボン・ルージュブランド独自の「ポリフェノール抽出技術」と「コク付与技術」の活用が適切だと考えました。

 結果、この技術の活用で、アルコール控えめでありながらもしっかりとした本格的な味わいが生み出すことができたため、今回ボン・ルージュブランドから、「ボン・ルージュ 6%」発売することになりました。

――どんな特徴があるのでしょうか。

長尾氏:ボン・ルージュの「ポリフェノール抽出技術」と「コク付与技術」を活用することで、アルコール度数を低くしながらも濃厚な味わいを実現したことが大きな特徴です。

 一般的にアルコール度数を低くするためには、ワイン原酒の使用を少なくしたり原酒自体のアルコール度数を下げることが多いですが、そうすると本来の濃厚で本格的な味わいなどに大きな影響を及ぼします。そのため、本格的で濃厚な味わいを作るためにポリフェノールや飲みごたえのある味わいを補う必要があります。

 一方、ポリフェノールの抽出量が多いとタンニンが多くなり、渋味や苦みが多くなります。その渋味・苦みを抑えながらもまろやかで濃厚な味わいを作りだすのが、ボン・ルージュの「ポリフェノール抽出技術」です。

「ポリフェノール抽出技術」は渋味・苦味が強いタンニン量を減らし、渋味・苦味が穏やかなアントシアニン量を増やすメルシャンの独自技術です。

ボン・ルージュ 6% 赤

――こだわりのポイントは?

長尾氏:今年で発売25年の「ボン・ルージュ」のこだわりである「おいしさ」と「健やかさ」を最大限引き出した、たっぷりポリフェノールの濃いローアルコールワインであることです(天然ポリフェノール含有量:225mg/100ml、同社比で通常ワインの1.5倍)。

「ボン・ルージュ」は、お客様に本当においしい赤ワインを飲んでほしいという想いから1996年に誕生しました。「本当においしい赤ワイン」とは、それは「渋味がありながらも、まろやかで濃厚」な味わいであり、その味わいを実現できるのが「ポリフェノール含有量の多さ」でした。このボン・ルージュがこだわり続けた「おいしさ」と「健やかさ」という価値は不変であり、本商品にも引き継がれています。

 メルシャンが長年培った世界中のネットワークを活用した高品質原料の探索・調達力を活かした原酒の入手、「ボン・ルージュ」独自の「ポリフェノール抽出技術」と「コク付与技」を活用し、実現した爽やかでフルーティな香りとスッキリしながらもワインらしいまろやかでコクのある濃い味わいをぜひ試していただきたいです。

――どんな人に飲んでもらいたいですか?

長尾氏:30~40代の女性は、仕事も育児も全力で頑張っていらっしゃる一方、自分時間を大事にしたい、お酒飲みたいけど翌日のことが気になって飲みにくい、といった気持ちをもっていらっしゃると思います。そんな方たちに向けて、翌日を気にせずに、少しでいいから気軽にリフレッシュする時間を持っていただきたく、“本格デイリーローアルコールワイン”として開発しました。平日の夜の子供が寝静まった後、用事が終わった後の一人時間をゆっくり楽しむひとときはもちろん、休日の昼飲み、ママ友会などのお子さまがいても楽しんでいただきたいと思っています。