おいしさの秘密と私のこだわり
エシカル要素を取り入れたモスの新作「海老カツバーガー」
2023年5月31日 12:14
- 2023年5月24日 発売
モスバーガー(モスフードサービス)は、白姫えびを使った「海老カツバーガー」の新作を5月24日に発売した。今回はマーケティング本部 商品開発部 商品開発グループ リーダーの堤由貴氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。
――商品開発の経緯を教えてください。
堤氏:今回新作の海老カツバーガーを考案するにあたり、エシカル要素を入れたいという想いがあり、模索いたしました。使用する海老に辿り着くまで試行錯誤し、鹿児島県南九州市の環境負荷の小さい陸上養殖で育った白姫えびに巡り合うことができました。
その養殖場では、閉鎖式バイオフロック養殖システムで海老を養殖しており、弊社では正規品の大きさに満たない規格外品の「白姫えび」を使用しております。また、殻を捨てずにソースに使用することで、エシカルであるだけでなく、エビのエキスを余すところなく、ソースに注入しています。
――どんな特徴があるのでしょうか。
堤氏:「エビマヨソースの海老カツバーガー」は、サクッと揚げた海老カツにカロリーハーフマヨネーズタイプと細切りのレタスとともに、白姫えびから抽出したエキスをベースにケチャップなどを加えたソースを合わせています。隠し味にレモン果汁を加えているので、さっぱりと召し上がっていただけます。
「エビグラスソースの海老カツバーガー」は、サクッと揚げた海老カツにカロリーハーフマヨネーズタイプとキャベツの千切りを合わせ、その上に「エビグラスソース」をかけました。エビグラスソースは、海老とデミグラスソースを掛け合わせた造語です。デミグラスソースをベースに、オーブンでじっくりと煮込み、濃厚なソースに仕上げました。デミグラスソースの濃厚さに合わせて、白姫えびのエキスはエビマヨソースの約3倍加えており、海老の旨みを感じていただけます。
――こだわりのポイントは?
堤氏:生食でも喫食可能な「白姫えび」を使用している点です。「白姫えび」の旨みを最大限に引き出すため、殻付きのままオーブンで焼成し、エキスを十分に抽出しています。海老の殻には旨み成分が豊富に含まれているため、サイズが小さくても無駄なく使うことで、濃厚な海老の風味を引き出すことができます。
モスの海老カツは、海老のむき身を海老のすり身で成形しており、一口ごとに海老の風味とプリッとした食感をお楽しみいただけます。海老カツに海老のソースをかけているという、まさに海老づくしのハンバーガーです。
――どんな人に食べてもらいたいですか?
堤氏:30~40代の女性に、α世代のお子さまと一緒にお召し上がりいただけたらというのと、エシカル要素も含んだ商品ですので、若年男女の方々にもぜひ召し上がっていただきたいと思っています。
――ありがとうございました。