おいしさの秘密と私のこだわり

ミツカン「うな重納豆」の開発背景やこだわりを聞いてみた!

うな重をひたすら食べて、鰻屋のダクトまで嗅いで開発

2023年7月10日 発売

株式会社ミツカン マーケティング企画2部食品2課 佐々木楓氏

 Mizkan(ミツカン)は、ご飯にかけるとまるでうな重のような味わいが楽しめる納豆「金のつぶ うな重納豆 3P」(税別235円前後)を発売した。昨年発売時に、「何これw」「どーゆうこと?」と数多くの反響(ツッコミ)があったことを受け、今年も8月末ごろまでの期間限定で販売する。

「うなぎのタレをかけただけなんでしょ?」いえいえ、違います。ということで、マーケティング企画2部食品2課の佐々木楓氏に、開発の背景やこだわりのポイントを伺った。

――商品開発の経緯を教えてください。

佐々木氏:ミツカンの納豆ブランド「金のつぶ」は、お客さまに新しい体験価値をお届けすることを目指しています。そのなかで今回の開発では、「納豆って、なんだかちょっとひもじい気持ちになる……」というお客さまの気持ちに着目し、ちょっぴり、リッチな気分になれる新しい納豆を開発しようと考えました。ご飯に合うリッチなメニューといえば「うな重でしょ!」ということで、チームメンバーともノリノリで開発しました。

――どんな特徴があるのでしょうか。

佐々木氏:ズバリ、ご飯にかけるとうな重のような味わいが楽しめる納豆です! うな重の美味しさエッセンスである鰻の脂の甘みとたれの焼けた香ばしさを、調味料メーカーの技術を用いて再現しております。また、お客さまのワクワクや驚きを引き出せるという点も、納豆としては特徴的です。先日出したリリースにも「気になる!」といった嬉しい反応から、「ホントに?」といったツッコミなど、今までの納豆とは一線を画した反響を頂けております。

「金のつぶ うな重納豆 3P」(税別235円前後)

――こだわりのポイントは?

佐々木氏:本気でうな重を目指しました。味づくりは実際に鰻を焼いてみることから始め、うな重をひたすら食べ、鰻屋のダクトまで嗅いで、「うな重の美味しさとは何か?」を突き詰めました。あわせてパッケージにも高級感のあるうな重をあしらっておりますので、端々からうな重らしさを感じて頂けると思います。ちなみに社員による試食評価では、9%が「めっちゃうな重!」、34%が「それなりにうな重」、38%が「言われてみればうな重」と回答しています(笑)。

――どんな人に食べてもらいたいですか?

佐々木氏:「納豆にちょっぴりワクワクしてほしい」という想いの詰まった商品ですので、納豆に味気なさを感じているお客さまや、面白いこと好きなお客さまにお届けしたいです。「これはうな重……これはうな重……」と言い聞かせながらお召し上がり頂くと、なんとな~くうな重を食べている気分を味わえるかもしれません(お味の感じ方には個人差がございますのでご了承ください……)!

――ありがとうございました。

「納豆にちょっぴりワクワクしてほしい」という想いの詰まった「うな重納豆」