おいしさの秘密と私のこだわり

家で過ごす時間にふさわしい味わいを目指した「金麦」「金麦〈ザ・ラガー〉」

サントリー ビールカンパニー マーケティング本部の斎藤圭世氏

 サントリーは、2月製造分から「金麦」「金麦〈ザ・ラガー〉」をリニューアルしている。今回はビールカンパニー マーケティング本部の斎藤圭世氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。

――商品開発の経緯を教えてください。

斎藤氏:四季に合わせて味わいをととのえている「金麦」ブランドは、麦のうまみにこだわった“幸せな家庭の食卓に最もふさわしいビール類”をコンセプトとしています。大変多くのお客さまにご愛飲いただき、2007年6月の発売から2023年9月までの累計販売本数は350ml換算で170億本を突破しました。今回は、家で過ごす時間によりふさわしい味わいを目指し、「金麦」「金麦〈ザ・ラガー〉」を刷新しました。

――どんな特徴があるのでしょうか。

斎藤氏:「金麦」は、醸造条件を見直すことで、麦のうまみと澄んだ後味のバランスに磨きをかけました。パッケージは、ご好評いただいている縦書きのロゴを大きく、色合いを濃くすることで視認性を強化しました。

「金麦〈ザ・ラガー〉」は、原料の配合比率を見直し、濃密な味わいによる飲みごたえとすっきりとした後味を追求することで、より満足感が得られる味わいを目指しました。パッケージは、商品価値である“濃いめのラガー”の文言を大きく配することで視認性を強化しました。

リニューアルした「金麦」「金麦〈ザ・ラガー〉」

――こだわりのポイントは?

斎藤氏:「金麦」は、「麦のうまみと澄んだ後味」を大切にしながら、季節に応じたおいしさの感じ方、季節の食事との相性を考えて、四季に合わせて麦の味感と刺激感のバランスを調整しています。季節ごとに味わいのコンセプトがあり、たとえば春は、山菜や「新」のつく野菜など、フレッシュな香りや苦みのある春の食材の料理に合う「かろやかな味わい」に整えています。

 また、季節を取り入れ、いつもの「家飲み」を、ちょっといい「晩酌」にしていただきたいという想いから、「春の彩り皿」が当たる「春の金麦晩酌キャンペーン」を3月18日から実施しています。

――どんな人に飲んでもらいたいですか?

斎藤氏:“日常的に家で飲むのに一番ふさわしいビール類”を目指し、家で過ごす時間を充実させたいお客様に寄り添いたい、という想いで作っていますので、家時間を愉しみたいすべての方に、楽しんでいただけると嬉しいです。

――ありがとうございました。

春の金麦晩酌キャンペーン