おいしさの秘密と私のこだわり

本物のレモンスライスが浮き上がってくる「未来のレモンサワー」

2024年6月11日 発売

アサヒビール 新ブランド開発部の山田秀樹氏

 アサヒビールは、6月11日に首都圏・関信越エリア限定で「未来のレモンサワー」を数量限定で発売する。今回は新ブランド開発部の山田秀樹氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。

――商品開発の経緯を教えてください。

山田氏:きっかけは「スーパードライ 生ジョッキ缶」でした。蓋が全開して、サーバーから注がれたようなクリーミーな泡が楽しめる缶ビールです。この缶を応用して居酒屋で飲むようなチューハイを作ってみたら面白いのでは? と考え、さらに液体だけではつまらないのでグラスに果物を入れて提供されるように、何か入れてみたらもっと面白いんじゃないか、というアイデアで開発がスタートしました。でも想像以上に大変で、発売までに3年半も費やしてしまいました。

――どんな特徴があるのでしょうか。

山田氏:レモンの味わいや香りだけでなく、視覚や食感までも楽しませる、五感で楽しむ全く新しいレモンサワーです。アサヒビール独自のフルオープン缶を使用していて、蓋を開けると、炭酸とともにレモンスライスが浮き上がってくるのが最大の特徴です。

 レモンのサイズの違いや、レモンの浸漬期間によって香味の変化が楽しめることがこの商品ならでは個性となっています。時間がたつと缶の中でレモンの味が染み出て“熟成”されたような味わいに変化するんです。製造から間もないのフレッシュな味わいも、もちろんおいしいですし、いつ飲むか、の一期一会を楽しんでいただきたいです。

本物のレモンスライスが浮き上がってくる「未来のレモンサワー」

――こだわりのポイントは?

山田氏:本物のレモンにこだわりました。サイズの違いはもちろん、種があるものもあります。実は最初、飲みにくいので種は取り除いた方が良いのでは? という意見もあったのですが、皮や種があるからこそ、果実本来の味わいの再現になると考えあえて残すことにしました。

――どんな人に飲んでもらいたいですか?

山田氏:レモンサワー好きな方はもちろん、これまであまりお酒に興味がなかったお客さまにも蓋を開けた時のワクワク感を楽しんでいただきたいです。2つのフレーバーありまして、「オリジナルレモンサワー」はほどよい甘味でバランスのとれた味わい、甘くないレモンサワーがお好みのお客さまには「プレーンレモンサワー」がオススメです。

――ありがとうございました。

オリジナルレモンサワーとプレーンレモンサワーの2つのフレーバーが用意される