おいしさの秘密と私のこだわり

クラウドファンディングを経て商品化された新ジャンル焼酎「ここよい」

福徳長酒類 営業部 商品開発・企画グループの山口裕司氏

 福徳長酒類(オエノングループ)は、新ジャンルに位置づけられる焼酎「ここよい」を9月に全国発売。10月からはその味わいを手軽に楽しめる「ここよいハイボール」も販売されている。今回は営業部 商品開発・企画グループの山口裕司氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。

――商品開発の経緯を教えてください。

山口氏:「じぶん時間」がこれからの時代の潮流になると考え、香りが「じぶん時間」のスイッチになる新しい飲用体験を届けたいと考えました。具体的には、クラフトビールやクラフトジンから着想を得て、従来の焼酎の枠を超えた「新ジャンル」の焼酎として、およそ2年の期間を経て開発しました。

――どんな特徴があるのでしょうか。

山口氏:福岡県産の二条大麦をベースに、2種のアロマホップ、エール酵母、さらに複数のボタニカルを掛け合わせた、独自の「アロマレイヤー製法」で香りの奥行きを生み出しています。アルコール度数の変化とともに“香りの移ろい”が楽しめる、リフレッシュしたい「じぶん時間」に最適な、爽快で奥行きある酒質となっています。

ここよい

――こだわりのポイントは?

山口氏:一般的な乙類焼酎は「主原料・麹・焼酎酵母」で構成されますが、「ここよい」は複数の副原料を組み合わせることで、香りのレイヤー(層)を生み出しています。焼酎に使える原料には制限がありますが、その限られた素材の中から特性を見極め、最適な組み合わせを選びました。さらに、「焼酎酵母」ではなく「エール酵母」を採用することで、より華やかで奥行きのある香りを実現しました。

――どんな人に飲んでもらいたいですか?

山口氏:アロマホップやレモンバームなど、従来の焼酎とは違った多種多様な原料を使用していますので、クラフトビールやクラフトジンが好きな方におススメです。忙しい日々の中で、リフレッシュしたい瞬間に寄り添うお酒として、楽しんでいただけたら嬉しいです。

――ありがとうございました。

ここよいハイボール