ワインのプロがこっそり教えるベストバイ

ジャスピー・ブラン 2023(白)

価格:3300円(2026年1月13日現在)
ジャスピー・ブラン 2023

 ワインを購入しようと売り場を訪れたものの、種類が多すぎてどうやって選んだらいいのか分からない。でも、値段を考えると失敗もしたくない。そんなときに参考にしたいのがプロのアドバイスだ。

 今回は、ワイン専門のECサイト「京橋ワイン」を運営するほか、飲食店や酒販店向けの卸売なども手掛けるワインキュレーション 商品開発部の上野さんにオススメの1本を伺った。

ワインキュレーション 商品開発部の上野さん

――このワインを選んだ理由を教えてください。

上野氏:当店独自輸入商品の中でも、ロングセラーの定番スペイン白ワインとしてリピーターの皆様に支えられているおススメの商品のためです。スペイン固有品種ガルナッチャ・ブランカ70%、マカベオ30%のブレンドで、その樹齢はなんと50年の古木で、高樹齢ブドウの旨みに恵まれた、素晴らしい一本なんです。

――生産者や産地には、どんなストーリーや背景がありますか?

上野氏:スペイン北東部カタルーニャ州バルセロナ近郊のサン・キンティ・デ・メディオーナ村出身のコカ・イ・フィト兄弟がオーナーを務めるワイナリーです。兄のトニ・コカ・イ・フィトが栽培と醸造を、弟のミケル・コカ・イ・フィトがマーケティング業務を担当しています。

 このワインに使われる葡萄の栽培は、カタルーニャ州で最も南の内陸に位置するテラ・アルタの標高400mの畑で行っています。土壌は石灰質。手摘みで丁寧に収穫、16℃に維持したステンレスタンクで15日間発酵後、3か月間シュール・リー(ワインと滓を接触させて複雑味と旨みをワインに移す製法)を経て瓶詰めされます。この2023年ヴィンテージの生産本数はわずか1万本のみです。

――このワインにあう最高のペアリングを挙げるとすれば何ですか?

上野氏:8℃程度の冷たい温度では、野菜やシーフード、冷製のお肉などのあらゆる前菜に合わせやすいです。少し温度を上げて白身魚のグリル、ローストチキンなどのメイン料理にも。ちなみに高級レストランのシェフだった弟ミケルが提案する完璧なペアリングは、ほうれん草とフレッシュチーズを詰めたラビオリだそうです。そのほかにも野菜、豆、パスタ、シーフードのお料理全般に合わせやすい、オールマイティな一本とのこと。

――どんな場面で飲んでもらいたいですか?

上野氏:単独で楽しんでもいいのですが、食事と合わせて楽しんでほしいワインです。ご自宅の普段の食卓で気軽にも楽しめますし、特別な日のディナーの席にも。カジュアルからちょっとフォーマルな食事の席まで幅広く対応できる白ワインです。

テイスティングメモ

甘み:ドライ ●──── スイート
渋み:控えめ ●──―─ しっかり
酸味:穏やか ───●─ キリッと
重さ:ライト ───●─ フルボディ