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ダイドー、顔認証決済対応の自販機の本展開を開始

マスク着用のままでも認証可能

2021年4月26日 発表

顔認証決済サービス「KAO-NE」(カオーネ)対応の自動販売機

 ダイドードリンコは4月26日、自動販売機で顔認証による商品の購入を可能にする顔認証決済サービス「KAO-NE」(カオーネ)の本展開を開始すると発表した。

 KAO-NEは、NECの顔認識技術を活用し、手ぶらで飲料を購入できる自動販売機向けの顔認証決済サービス。2020年からNECとともに実証実験を行なってきたが、その結果を踏まえて本展開に移行することになった。

 実証実験では、「想像以上に便利」とする声があった一方で、「マスクをしたままで買えるとさらに良い」「認証までの時間が少し長い」といった課題も見つかったことから、本展開を前にマスク対応や認証精度・速度の向上といった対策が図られた。

 利用にあたっては、メールアドレスや顔写真、決済用パスコード、クレジットカード情報を事前に登録する必要があり、自動販売機で商品を選択し、顔とパスコードの2要素認証を行なうことで、商品を購入できる。

 当初の設置場所は、ダイドードリンコの大阪本社・東京本部、大同薬品工業の関東工場、NEC本社など。今後、2000台を目標に設置を進めていく。

利用手順