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海鮮三崎港がグランドメニュー刷新、職人技で食材のポテンシャルを引き出す

2021年9月16日 リニューアル

本まぐろ赤身

 回転寿司の海鮮三崎港は9月16日、グランドメニューをリニューアルした。

 海鮮三崎港を運営する京樽は、今年4月にスシローを運営するFOOD & LIFE COMPANIESの一員となっているが、今回のグランドメニューのリニューアルは、同グループの調達力と商品開発力を活かしながら、各店舗に在籍する経験豊富な寿司職人の技を引き出す内容とすることで、スシローとは異なる価値を提供する狙いがある。

 新たに登場した「本まぐろ赤身」(297円)は、旨みが強いとされる120kg以上の本鮪を用い、あえて蓄養のものを選ぶことで、看板メニューとして年中食べられるようにした。

 天然インド鮪を使った「とろたく手巻」(297円)では、中とろの中でも脂がのった皮目の部位と、赤身の中でも濃厚な味わいが楽しめる天身が、沢庵と合わせられている。

 まぐろ、サーモン、穴子、海老など、15種類の具材を使用した「海鮮極太巻」(297円)は、職人が絶妙な力加減で二重に海苔を巻いて仕上げられている。2個540円でテイクアウトにも対応する。

とろたく手巻
海鮮極太巻
海鮮極太巻(テイクアウト用)

 昆布〆にして店舗で1日寝かせてから提供する「〆さば」(297円)や、薄めに切って2枚付けにすることで食感や旨みを感じられるようにした「あじ」(297円)、丁寧に飾り包丁を入れることで甘さが増した「剣先いか」(374円)など、職人技で回転寿司のポテンシャルを引き出している。

あじ
剣先いか
いわし高菜巻
馬刺し
あじのなめろう

 また、新たな企画として、豊洲の目利きのプロが厳選したネタを提供する「豊洲直送」をスタート。京樽 商品本部 商品開発部長の丸山翔氏によれば、仕入れ状況によって魚種や価格は変動するが、鮮魚2種、貝1種、海老1種を日々提供することを目標に、週5回の仕入れを実施する。今後はSNSなどを活用して、その日に入ったネタを案内するサービスも検討しているという。

 このほか、アイルランド沖で獲れた天然本鮪の「中落ち」(220円)も16日から提供される。

「豊洲直送」の例:赤貝(451円)
「豊洲直送」の例:甘えび(374円)
「豊洲直送」の例:活〆イシガレイ(297円)
「豊洲直送」のメニュー例
中落ち
職人の技で食材のポテンシャルを引き出す