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京樽とスシローのダブルブランドのテイクアウト専門店がオープン

2021年7月7日 オープン

京樽・スシロー行徳店の外観

 スシロー(FOOD & LIFE COMPANIES)は、傘下の京樽とのダブルブランドのテイクアウト専門店4店舗を7月7日にオープンする。ダブルブランドの店舗は、既存の京樽の店舗などを改装してオープンするもので、スシローと京樽の両方の商品をテイクアウトできる。

 これに先立ち、7月6日には報道関係者向けに「京樽・スシロー行徳店」を公開され、京樽 代表取締役社長の石井憲氏が取材に応じた。

 今回の取り組みについて、同氏は「4月からFOOD & LIFE COMPANIESの一員となったことから、京樽が持つ歴史やブランドといった強みを活かしつつ、スシローが進めているテイクアウト専門店『スシロー To Go』の商品群を忠実に再現する形で、より幅広いお客さまにご利用いただける新たな京樽へとブラッシュアップできればと考え、4店舗でトライアルを実施する」と説明する。

 同氏によれば、京樽伝統の上方鮨は店内の調理場で職人が一つずつ調理、一方のスシローのTo Go商品は船橋のキッチンで作り、それを各店舗に届け、陳列する形となる。

左側がスシロー、右側が京樽の陳列ケース
両ブランドの商品を一度に購入できる

 同店では、入って左にスシロー、右に京樽と2つの陳列ケースを並べ、それぞれの商品を一度に購入できるようになっている。ケースがきれいに2つに分かれているのは、それぞれの管理温度が異なるためだという。

 京樽とスシローの特徴を融合させたような新メニューの可能性について、同氏は「まさに社内でそれが検討されている。固定観念として、上方鮨の中に生のネタが入っていけないのか、今ならあるのではないか、といった議論も始まっている。事によっては、新しい茶きん鮨が生まれるかもしれない。京樽としては、上方鮨の混ぜシャリの中身や玉子の厚み、甘さを再点検しており、この秋口からブラッシュアップしようとしている」と述べている。

 また、当初はデリバリーやモバイルオーダーといったサービスには対応しないが、「次のステップとして考えたい」(石井氏)としている。

京樽 代表取締役社長の石井憲氏

京樽・スシロー行徳店

所在地:千葉県市川市行徳駅前2-7-14
営業時間:9:00~20:00

京樽・スシロー市ヶ谷店

所在地:東京都千代田区九段南4-6-9
営業時間:9:00~20:00

京樽・スシロー西船橋店

所在地:千葉県船橋市西船4-22-5
営業時間:9:30~20:00

京樽・スシロー門前仲町店

所在地:東京都江東区富岡1-6-5
営業時間:10:00~20:00

※7月7日~11日は4店舗ともに10時開店となる