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セブン-イレブン、2年かけて開発した「飯田商店監修 しょうゆらぁ麺」を神奈川と東京で発売
2021年10月1日 17:36
- 2021年10月1日 発表
セブン-イレブン・ジャパンは、神奈川県湯河原町の名店「らぁ麺 飯田商店」が監修したラーメン「飯田商店監修 しょうゆらぁ麺」を神奈川県と都内の一部店舗約2900店で発売する。
飯田商店は、ラーメンDBや食べログで全国1位の評価を獲得している醤油ラーメンの名店。今回の商品は、同店の看板メニュー「しょうゆらぁ麺」の味わいを、レンジで温めるだけで実現することを目指して開発されたカップタイプのラーメンとなる。
セブン-イレブン・ジャパン 商品本部 地区MD統括部 首都圏担当 マーチャンダイザーの松本正志氏は、10月1日にオンライン開催された発表会において、最初に商談を行なったのは2019年8月のことで、同年12月の初回提案品の評価が100点満点中2点と驚くほど低評価だったことを紹介。その後、全ての製法を再検討するなどして改良を重ね、少しずつ評価の点数が上がり、2年がかりで今年8月にようやく合格の評価が得られたという。
らぁ麺 飯田商店 店主の飯田将太氏は、開発当初を振り返り、「麺は最初、食べられないというか、お客さまは喜ばないというような食感、味だった。ウチのラーメンは、スープに小麦が溶け出すことがとても重要。うまみが強い小麦が少しずつ溶け出して、それ自体がだし素材になる。それを実現するために、麺の製法や小麦のブレンドを工夫して、それに対してスープのバランスとなると、今度は醤油をいじくりたくなって、酸味が出るのはこういうブレンド、コクが出るのはこういうブレンドということを繰り返して、一つがずれるとまた一つがずれるということで、それがだんだんと上がってきた感覚がある。チャーシューも火入れの仕方などをアドバイスし、それも格段に良くなった。気の遠くなるような繰り返しで、確実に成果を上げてきてくれるので、一緒に楽しんで開発できた」と語った。
飯田氏が熱く語るように、今回の商品では、麺については小麦の風味がスープに溶け出すように国産のブランド小麦を配合したほか、同社のカップ麺では初となる三層麺を用いることで、麺表面のしなやかさと中心部分のコシと粘りを実現。スープについても、昆布、豚、鶏をベースにしたスープに6種類の醤油を加えてバランスを整えている。また、チャーシューも低温でじっくりと調理したり、スープと同じ醤油で味付けを行なったりすることで、飯田氏が納得できる味を実現したという。
価格は594円で、10月5日に小田原市内で先行発売された後、12日に西神奈川エリア、15日に京浜エリア、19日に東東京エリアで順次発売となる予定。