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「キリン 氷結 無糖 レモン」リニューアル発表会、レモン感向上でさらにおいしく

2021年10月8日 開催

キリン 氷結 無糖 レモン

 キリンビールは10月8日、今夏リニューアルした「キリン 氷結 無糖 レモン」についてのオンライン発表会を開催した。

 同社 マーケティング本部 マーケティング部 RTDカテゴリー戦略担当 カテゴリーマネージャーの鈴木郁真氏によれば、昨年来のコロナ禍におけるライフスタイルの変化や酒税法改正による意識の変化で、健康に気をつけながら食事を楽しんだり、リフレッシュしたりできるRTD(Ready To Drink)商品に対する人気が高まっている、と直近の市場動向を説明。

 同氏は、RTDカテゴリーは酒類市場の中でも勢いがあり、今後も成長が期待できるとした上で、中でも昨年10月に発売した「氷結 無糖 レモン」が過去10年に発売した同社のRTD商品の中で最速で1.5億本を売り上げたという実績を紹介。年初の計画では466万ケースを目標にしていたが、その後、880万ケースに上方修正し、これも達成できる見込みとなったことから、今回のリニューアルをきっかけに1000万ケースブランドを目指したいとの意気込みを語った。

中味のリニューアルについて

 今回のリニューアルでは、「スッキリ感はそのままに、よりレモン引き立つおいしさに」をコンセプトに、レモン感アップに取り組んだ。マーケティング本部 マーケティング部 商品開発研究所の小山裕之氏は、「レモンはもっと強く感じていただきたいと思いつつ、香りや味が残りすぎると食事の邪魔をしてしまうので、そのバランスに気をつけて仕上げた。甘くないので薄いと感じられやすいところがあり、酸味や塩味、うま味をちょうどいいバランスになるように工夫した。(アルコール度数)7%と4%の2種類があるが、原料(レモン果汁)の選定にもこだわって作った」としている。

キリン 氷結 無糖 レモン Alc.7%
キリン 氷結 無糖 レモン Alc.4%

 鈴木氏は、“無糖=味気ない”というイメージを“無糖=おいしそう”に変えていきたいとして、「氷結 無糖 レモン」では、レモン本来の味を感じられることや、スッキリとした味わいだからこそ食事に合うといった点を訴求していくとする。

 発表会の後半では、料理研究家のコウケンテツ氏が登場し、「氷結 無糖 レモン」に合う「オイルサーディンとねぎの梅あえ」と「タラのトマト蒸し煮」の2つのレシピを紹介。これら以外では、揚げ物全般によく合い、根菜のチップスで旬の野菜を楽しむことや、おひたしのような和のテイストもオススメだと語った。

オイルサーディンとねぎの梅あえ
タラのトマト蒸し煮

 質疑応答で、レモン以外のフレーバーの可能性について聞いてみたところ、鈴木氏は「いろんな広がりが想定される。お客さまのニーズや社会のトレンドなどを踏まえると、まだまだ他のフレーバーを含めて可能性がある。中味開発は小山と一緒にやっていくが、おいしいものができたらお客さまにお届けしたい」と答えてくれた。