ニュース
モスバーガー初のキッチンカーで、パティが1.6倍大きい「50th MOS」を食べてみた
2022年1月26日 17:48
- 2022年1月29日11時 オープン
モスバーガーを展開するモスフードサービスは、創業50周年を記念した事業として、通常店舗とは一線を画した移動販売のお店「キッチンカー MOS50(モスフィフティ)」の営業を1月29日に開始します。場所は東京都大田区にある「洋服の青山 大田久が原店」の駐車場です。
この新しい「キッチンカー MOS50」はモスバーガーの移動店舗でありながら、ここで用意されるメニューはすべてキッチンカー専用商品。同社の定番商品「モスバーガー」や「テリヤキバーガー」などをグレードアップした「50th MOS」「50th TERIYAKI」「50th MOS Cheese」「Plain BURGER」「Cheese BURGER」の4種です。事前に開かれた試食会の模様をお届けします。
モスバーガー「キッチンカー MOS50」1号車
オープン日時: 2022年1月29日11時
所在地: 洋服の青山 大田久が原店 駐車場(東京都大田区久が原5-28-8)
営業時間: 11時~18時
定休日: 火曜(休日の場合は翌日)
試食したのは定番中の定番「モスバーガー」のグレードアップ版にあたる「50th MOS」。まず見た目に大きい。持ってもズシリと重い。パティは「モスバーガー」の1.6倍とのこと。厚みだけではなく面積も大きいから挟むバンズも大きい。しかもアメリカ産アンガス牛パティはミンチされたもや粗切りの肉など3種を盛り込み食感にもこだわったというスペシャル版。
モスバーガーと同時に食べ較べたわけではありませんが、大きいけど決して大味にはならず最後まで飽きを感じさせない味はパティの食感はもちろん、ソースの味やトマトのバランスに秘密あり。なんでもモスバーガーのミートソースをベースに牛肉、ホールトマト、玉ねぎ、人参を増量したうえに赤ワインとバターを加えたそうで、パティ同様こちらもスペシャル版。もちろんベースが共通なので上級感がありながらもモスバーガーらしさも健在。今まで緑×赤の看板のお店に足を運んできた人の期待も裏切りません。
ちなみに、大きくなったからといって食べにくいわけでもなく、むしろ大きくなった分食べやすくなった印象もあり、それでいてたっぷりのソースをこぼさないように食べる、あの感覚は健在です。
キッチンカーは走行中も目立つように、そしてモスバーガーでありながら今までのモスとは違う、ということを表現したという黄色と黒のカラーリングです。
また、注文を受けてから調理するためファストフードでありながらできあがりまでにちょっぴり時間がかかるモスバーガーの流儀も今までと同じです。キッチンカーにはバンズトースターやパティを焼くグリドル、ソースを加熱するガスレンジなどが備わっていて、シャキシャキの野菜と熱々のソースで食べるモスバーガーならではの味わいはキッチンカーでも大切に守られていました。
試食会場ではモスフードサービス 会長の櫻田厚氏から、10年ほど前にとあるステイクスホルダーからの「食べたくても50kmも60kmもクルマで走らなければモスバーガーのお店がない!」との指摘がきっかけだったと今回の出店の経緯が語られました。
基本的にキッチンカーは既存の店舗を母店としたサテライト店的な位置付けとなり、母店で野菜の洗浄や加工などを行なっておいて、注文を受けてからの工程を車内のキッチンで行なうとのことです。つまり全国に1400を超える店舗を構えるモスバーガーですから、全国に一気に拡大できる土壌はありそうですが、この新しい事業のプロジェクトリーダー 樋口亮一氏によると、現時点では、まずは2~3台程度の拡張にとどめるとのことです。今回の1号店(1号車)を皮切りに移動販売におけるノウハウをゆっくりじっくり蓄積し、一過性で終わらず長く愛されるような移動店舗に育て上げていきたいと説明がありました。
「ちゃんと美味しいものを提供するからちょっと待っててね」というスタンスはまるでお店でいただくバーガー類と同じように感じます。今回出店する「洋服の青山 大田久が原店」の駐車場では基本的に常設に近い形で営業するそうですが、場合によってはイベントなどの会場への出店もあるので、その際にはモスバーガーのWebサイトで告知するそうです。
ちなみにキッチンカーのスタッフが使用するコスチュームは洋服の青山を運営する青山商事によるデザインです。また、大田久が原店ではトートバッグ、トレーナー、パーカーなどのコラボグッズも販売されていました。