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ドミノ・ピザ、アンバサダーに宮川大輔を迎えた「産直ドミノ」発売。瀬戸内海産しらすや鹿児島県産黒豚をピザに
2022年4月12日 21:48
- 2022年4月18日~7月3日 販売
ドミノ・ピザ ジャパンは4月12日、新プロジェクト「産直ドミノ」を発表した。
食に携わる企業として、日本の生産者の今と未来を守るために始動する新たな取り組みで、同日開かれた発表会では、マーケティング部 部長の安藤亮平氏が、その取り組み内容や産直にこだわる理由などについて説明した。
「この産直という考え方は今年だけではなく、来年、再来年と続き、ドミノの中核商品として位置付けていく商品になります」と安藤氏。その理由として、ピザの新しい挑戦、食材へのこだわり、日本オリジナルの3つの理由を掲げる。
ピザはハンバーガーや牛丼といったファストフードと比べると、まだまだ食べる機会が少ないメニュー。「もっと幅広い客層に頻度高く味わってもらうために、日本各地の食材をふんだんに使った、“産直”という新しいピザに行き着いた」という。
食材へのこだわりについては、安心・安全な食材というだけではなく、常に美味しさを追求できる新鮮な食材として“産直”は最適。ドミノは世界に店舗を持つピザチェーンだが、その中でも日本独自のオリジナルメニューを開発し、訴求していくことが、ピザカテゴリー全体の成長につながると考える。
「産直ドミノ」の3つの取り組み
「産直ドミノ」の取り組みは3つあり、1つ目が日本食材を主役にした新商品「クワトロ・産直ドミノ」の発売だ。シリーズ第1弾の春の商品は「瀬戸内海産しらすのマルゲリータ」「鹿児島県産炭火焼黒豚&千葉県産菜の花」「ぷりぷりシュリンプ&駿河湾産桜エビソース」「北海道産3種のチーズ&濃厚クリームソース」の4つの味を盛り込み、4月18日~7月3日に販売。その後、季節ごとに、年間を通じてキャンペーンを展開していく。
瀬戸内海産しらすのマルゲリータ
大山氏「今回、生産者さんによってサイズや味わいが異なり、さまざまなしらすがあることを学びました。その中でも瀬戸内産の大ぶりでしっとりとしたしらすを供給してもらうことができました。焼き上げた時にカリカリにならないよう、しらすをチーズの下に入れることで、美味しさを封じ込めることができたと思います」
鹿児島県産炭火焼黒豚&千葉県産菜の花
大山氏「美味しい豚の最大の特徴は、脂の甘さだと思います。そこで鹿児島県産の黒豚を使用。お肉の部位にもこだわり、バラ肉とロース肉を半分ずつ使用しています。バラ肉は脂の旨みが味わえ、ロース肉は赤みのきめ細かい肉質を楽しむことができます。これらの黒豚の肉の旨みを、千葉県産の菜の花のほんのりとした苦みが引き立ててくれます」
ぷりぷりシュリンプ&駿河湾産桜エビソース
大山氏「春のピザということで、最初に頭に浮かんだのが駿河湾の桜エビでした。しらすのようにチーズの下に入れても、焼いてしまうと色も味も飛んでしまう課題を、ホワイトソースと合わせて桜色のソースに仕立てることでクリアしました。ピンク色で春らしいピザになったと思っています」
北海道産3種のチーズ&濃厚クリームソース
大山氏「これは弊社が北海道に進出する際に、北海道限定として販売した商品です。非常に好評で全国展開し、現在では定番メニューになっています。北海道産100%の生乳を使ったカンベールチーズ、ゴーダチーズ、チェダーチーズを、同じく北海道産の牛乳を使ったクリームソースと合わせて、よりクリーミーな、食べ飽きないピザになっています」
取り組みの2つ目は、「産直ドミノ基金」の設立だ。4月18日に発売する「産直ドミノ」の売り上げ1枚につき10円を寄付。同時に「産直ドミノ基金」の趣旨への賛同者から、オンライン募金を受け付ける。
この「産直ドミノ基金」を財源とした活動は今後、パートナーごとに決めていくものの、イメージとしては、ピザと深い関わりをもつ食材の農家を中心に、繁忙期のマンパワーのサポートとして援農ボランティアを募るほか、ドミノ・ピザにとって重要なテーマである安心・安全な食材を提供し続けるために、有機農業を積極的に行なっている農家のサポートなどを想定しているそう。このほか、事業の後継者探しや、新しいテクノロジーを使った効率的な農業についても協力を考えているという。
そして3つ目の取り組みが、ピザ販売以外の普及活動だ。4月下旬から5月上旬には、全国5か所の店舗の駐車場スペースを使って、各地の食材を集めた「産直ドミノマルシェ」を開催。また5月1日と5日には、東京と大阪の2か所で就農体験を実施。ピザに使う食材がどのように作られているのか、体験を通じて知ることができる。このような消費者と生産者が交流できるさまざまな企画を展開するほか、ピザづくり体験教室の「ピザアカデミー」なども予定する。
「産直ドミノ」のアンバサダーに宮川大輔が就任
発表会では、「産直ドミノ」のアンバサダーとして宮川大輔の起用を発表。その理由について安藤氏は、「ピザというのはみんなが笑顔になる食事です。そんなピザには、常に明るく、周りにいる人々を笑顔にする宮川大輔さんがぴったり」という。一方、宮川も「ピザはカレーくらい好き。子供がまだ小さいので、ピザを食べることは多いですね。ピザはどれにしようかと、選ぶところからして楽しい」と、ピザ愛を語った。
宮川が出演するテレビCMも4月18日から放映開始。しらす編のCMでは「瀬戸内海産しらす」の生産者である紫宇淡路食彩の松森康浩氏が出演。黒豚編のCMでは、「鹿児島産黒豚」の生産者である環境ファーム 黒豚肥育農場・匠の郷の佐藤高幸氏が出演し、食材の美味しさを伝える。
最後に宮川は、「今回の『クワトロ・産直ドミノ』は単にピザが届くというよりも、お取り寄せみたいに産地の風が感じられたり、CMを見た人なら生産者さんの顔が出てきたりすると思うんです。普通のピザとちょっと違う印象が感じられると思うので、皆さんぜひオーダーして、楽しんでいただきたいです」と語った。