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しゃぶしゃぶ温野菜、酸っぱ辛いスープで楽しむ「トムヤムクン鍋」が登場
2022年5月12日 19:33
- 2022年5月19日~6月23日 販売
「しゃぶしゃぶ温野菜」(レインズインターナショナル)は、新メニュー「トムヤムクン鍋」を5月19日~6月23日の期間限定で提供する。
4158円の食べ放題コース「トムヤムクン鍋食べ放題」は、トムヤムクン出汁と10種類からもう一つの出汁を選び、で13種類のお肉、国産野菜、このコース限定のパクチー、ライスペーパー、フォーなど60種類以上が食べ放題。
2068円の「トムヤムクン御膳」は、トムヤムクン出汁と8種類の出汁から一つを選択できる。提供される具材は、肉はたんしゃぶ、厳選牛しゃぶ、桜姫鶏ロースの3種類で、野菜は野菜盛り、パクチー、檸檬、そのほかにライスペーパー、エスニックソース、フォーが提供される。
新製品は、タイのスープ「トムヤムクン」をしゃぶしゃぶの出汁として提供するもので、「企画がスタートした半年前は、海外旅行も難しかった時期。日本でもお馴染みとなっているタイのスープ、トムヤムクンを出汁として利用し、非日常感あるメニューとなればというところからスタートした」(レインズインターナショナル 第一マーケティング本部マーケティング企画部 部長 杉山仁美氏)という。
しかし、本来のトムヤムクンは海老を使った海鮮スープ。肉をしゃぶしゃぶして美味しく食べさせる出汁をどう作るかが製品開発のポイントとなった。「トムヤムクンではなく、海老を意味するクンを省いたトムヤム出汁にするべきかという意見もあったが、やはり本格的なものを追求すべきではないかとの意見があがり、海老の味噌であるエビジャン、魚醤のナンプラーを使いながら、肉と合わせるのかが今回の製品開発の肝となった」(第一マーケティング本部温野菜商品企画部 部長 井筒貴裕氏)と検討を重ねた。
実際に食べてみると、出汁は確かに本格的なトムヤムクンスープを味わっている感覚。豚肉やたんをしゃぶしゃぶしても美味しく食べることができる、不思議な感覚を味わうことになる。
最初の一口はそれほど辛みは感じなかったが、続けて食べていくと辛みを感じるようになった。この辛みについては社内でもさまざまな意見があり、「辛いものが苦手なお客さまもいらっしゃるのではないかという声も確かにあった」という。しかし、2種類の出汁を選ぶことができることから、辛みが苦手な人は別な出汁をメインに楽しみながら、トムヤムクン鍋の味も楽しむといった選択をしてもらうことも可能ではないかということで、今回のトムヤムクン鍋提供に踏み切ったという。
「初めて味わうトムヤムクンのしゃぶしゃぶとはどんなものなのか、期待をして来店されるお客さまが多いのではないかと思っている。その期待を上回るようなメニューになれば」(井筒氏)と開発を進めた。
提供される野菜セットには、フォーとライスペーパーというやはり鍋の具材としては、利用されてこなかった食材が並んでいる。実際に食べてみると、ライスペーパーで肉、野菜を包んで食べる食べ方は、食感、味ともにこれまでにない新鮮なものだった。初めての味わいではあったが、自宅で鍋を作る際に、タレを工夫すればライスペーパーを具材として利用することもアリかもしれないと思わせられる。
薄くスライスされたお餅と水餃子は、鍋の具材としては定着してきたが、トムヤムクンと合わせるのは初めての体験。実際に口に入れてみると、水餃子が合うのは想像どおりだったが、お餅もトムヤムクン出汁と合わせて違和感がなかった。
セットで提供されるタレは、見た目は赤くいかにも辛そうだったが、実際に使ってみると辛みはほとんどない。少し甘みがあるので、ライスペーパーやお餅を食べる際にちょっとつけると辛さが和らぐ。
ぜひお勧めしたいのが、自分のテーブルで作るパクチーサラダ。食べ放題を申し込んだ場合、追加でパクチーや野菜を頼むと自分でサラダにして食べることができる、ちょっとした裏メニューだ。しっかりと味がついた鍋を食べ進めていく途中で口にすると、思いのほか口がさっぱりする。
しゃぶしゃぶの出汁、テーブルで調理できるサラダやライスペーパーなどを食べながら、「暑さが増してくる時期に、日本でも人気が高まっているスパイスをきかせたしゃぶしゃぶを楽しんでもらうことができれば」とのことだった。