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「ミシュランガイド奈良 2022 特別版」5月19日発売
二つ星4軒、一つ星18軒を選出
2022年5月16日 16:42
- 2022年5月19日 発売
日本ミシュランタイヤは、「ミシュランガイド奈良 2022 特別版」を5月19日に発売する。5月16日には同書で紹介されている全セレクションが公表された。
奈良版については、2016年にWeb上で発表されたセレクション以来、6年ぶりの発表となり、2019年の秋ごろから同ガイドの匿名調査員が全県を再調査し、最新の情報にアップデート。総掲載軒数は101軒で、二つ星が4軒、一つ星が18軒、ビブグルマンが22軒、ミュシュラングリーンスターが5軒選出されている。
二つ星の4軒は、いずれも奈良市内の店舗で、「アルコドゥ」(イノベーティブ)、「御料理 花墻(おりょうりはながき)」(日本料理)、「白(つくも)」(日本料理)、「奈良 而今(ならにこん)」(日本料理)となっている。
ミシュランガイド事業部 ブランドライセンス事業部 執行役員の本城征二氏は、本誌の取材に応じ、奈良版について「古都奈良の歴史背景から発展した食文化がポイントで、伝統野菜や大和牛、大和肉鶏といった畜産物が特徴。生産者と飲食店の距離が近く、一緒に伝統野菜を守る取り組みをしている」とコメント。
また、同氏が「若い料理人が増えており、若い新しいレストランにも注目してほしい」と指摘するように、星付きのレストランのうち半数近くが初掲載となっているとのこと。
なお、調査時期はちょうどコロナ禍と重なっているが、本城氏は「調査員も社内のセーフティのプロトコルを守って調査を実施しており、(コロナ対応で)メニューや営業時間を調整しているところもあり、再調査など、スケジューリングには苦労した」と振り返る。それでも、予定していた調査は期間内に完了できたという。
同社では、海外向けにも今回のセレクションをYouTubeやデジタル版などを通じて発信しており、「海外からの注目度が高い観光地でもあり、さっそくSNS上でも話題になっている。海外へのインパクトは必ずあると思うし、国内も含め、これから人が動き出すときに参考にしてほしい」(本城氏)としている。