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そのまま飲むだけじゃもったいないグリコの「アーモンド効果」

「アーモンドミルクの明太子グラタン」(左)と「アーモンドミルクのチーズケーキ」(右)

 江崎グリコは12月8日、アーモンドを主原料とする飲料「アーモンド効果」についての説明会を開催した。

 健康事業マーケティング部の折原唯氏によれば、グリコ創業者の江崎利一が視察団の一員として1930年に渡米し、アーモンドとの接点が生まれることになったという。その後、1955年に“1粒で2度おいしい”のキャッチフレーズとともに「アーモンドグリコ」が発売され、日本でアーモンドの認知が広がっていくきっかけとなった。1958年に「アーモンドチョコレート」が発売され、同社とアーモンドの結びつきが一層強固なものとなっていった。

 2014年には、アーモンドの栄養を手軽に摂取できる“飲むアーモンド”「アーモンド効果」が発売され、豆乳に続く第3のミルクとして市場が拡大してきている。折原氏は、「健康意識の高まりを受けて、アーモンドミルクの市場は今後、さらに伸びていく見込み」だと語る。

江崎グリコ 健康事業マーケティング部の折原唯氏

 折原氏によると、国内においてもアーモンドミルクの認知度は、女性に限って言えば85.0%となっており、飲んだ経験についても50.4%と2人に1人があると回答している。しかし、単体で飲用するだけでなく、さまざまな料理に活用可能であるにも関わらず、まだまだハードルが高いとして、同社がWebサイトで公開しているレシピの人気ランキングを紹介した。

 1位は「アーモンド香るバターチキンカレー」で、2位「アーモンドミルクティー」、3位「香味野菜とベーコンのアーモンドミルクスープ」と続き、4位に「アーモンドミルクカレー」、5位には「チキンと根菜のミルクグラタン」が入っている。

 カレーが2種類もランキング入りしているが、4位のアーモンドミルクカレーについては、ライスもアーモンドミルクで炊くことでエスニックな風味を演出しているという。

 手軽に行なえるアレンジとしては、バンホーテンの「ミルクココア」やAGFの「ブレンディ」、プロテインをアーモンドミルクに溶かして作るのがオススメとのこと。

 説明会後半では、フードコーディネーターのおかちまい氏が「アーモンドミルクの七草粥」と「アーモンドミルクの明太子グラタン」の調理を実演。同氏によれば、アーモンドミルクは分離しにくく、さまざまな料理に使いやすいのだとか。料理に使う場合は砂糖不使用のパッケージがオススメとのことだが、アイデア次第でさまざまなフレーバーの特徴を生かしたアレンジもできるだろう。

アーモンドミルクの七草粥
フードコーディネーターのおかちまい氏