ニュース
ブラックサンダーの有楽製菓、年明けに「PICKS」シリーズの新商品を発売
2022年12月19日 15:48
- 2022年12月19日 発表
有楽製菓は12月19日、同社の主力商品の「ブラックサンダー」の直近の動向を紹介するメディアラウンドテーブルをオンライン開催した。
執行役員マーケティング部長の杉田晶洋氏によれば、1994年に発売されたブラックサンダーは、シリーズ累計年間2億本を販売。国内のチョコレート市場は、コロナ禍での消費者の意識の変化もあり、2019年から下降傾向にあるが、男性がスーパーマーケットに行く機会が増えていることに着目し、これにあわせた商品展開を図ってきたという。
同氏によれば、昨年度はブラックサンダーが過去最高の販売実績を記録したほか、「ブラックサンダー 至福のバター」をはじめとするプレミアムシリーズが好評だったことや、巣ごもり需要にマッチしたファミリーパックが好調であることから、同社の昨年度の売上は2019年度比で123%と過去最高を記録した。
マーケティング部商品開発課の村越芽美氏は、こうしたなかで12月13日にコンビニエンスストア先行で発売(2023年1月16日から他の販路でも販売予定)された「ブラックサンダー しっとり深みガトーショコラ」(62円)を紹介。
同商品は2018年に第1弾が発売され、毎年改良を重ね、6回目の発売となるが、今回はチョコレートやチョコレートケーキの配合を調整。エクアドル産のカカオ豆を主体としたカカオ70%のチョコレートを一部ブレンドしたり、チョコレートケーキにコニャックV.S.O.Pを染み込ませたりすることで、本格的な風味を目指した。
杉田氏によると、同社の商品を購入する人の裾野を広げることを目標に掲げ、幅広い世代に向けた商品のラインアップ拡充に取り組んでいるとした上で、1月に一部のコンビニエンスストアでテスト販売を行なった「PICKS(ピックス)」を紹介。
同商品では、「とろっ」や「さくっ」という食感をメインに据えていたが、これが好評だったことから、新たな食感を表現した新フレーバーを2023年1月10日に発売するとしている。詳細については、改めて発表される見通しだ。