ニュース

ローソン“選ぶ楽しみ”を提案する「うるもち涼麺」5品発売。「海老とトマトクリームの冷製生パスタ」など

2023年5月16日から順次販売

ローソン「うるもち涼麺」シリーズ発売

 ローソンは、「うるもち涼麺」シリーズ5品を5月16日から順次販売する。ゆっくり選んで買い物をしたいという、コロナ後の消費者の購買行動の変化を受け、“選ぶ楽しさ”を感じられる豊富なラインアップとしている。

「うるもち涼麺」シリーズには、北海道産小麦「きたほなみ」100%使用の小麦粉と、タピオカ由来の加工でんぷんを配合することで、つやのある見た目ともちもちした食感を実現したオリジナル麺を使用。

 定番商品の冷し中華などと合わせて、冷し麺は全14種類の展開となる。また「うるもち涼麺」シリーズは、パッケージを統一。陳列棚も1段設けて陳列するという。

ローソン「うるもち涼麺」シリーズ

5月16日発売:
・「うるもち!海老とトマトクリームの冷製生パスタ」(559円)
・「うるもち!お出汁で食べるたらこの冷製生パスタ」(559円)
5月23日発売:
・「うるもち!まろやか豆乳の冷し担々麺」(599円)※福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、山口県の一部では販売しない
5月30日発売:
・「うるもち!豚しゃぶと夏野菜のおろしうどん」(559円)※北海道、近畿地区では販売しない
・「うるもち!澄み渡るスープの冷麺」(559円)※東北地区、福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、山口県の一部、沖縄県では販売しない

「うるもち!海老とトマトクリームの冷製生パスタ」(559円)
「うるもち!お出汁で食べるたらこの冷製生パスタ」(559円)
「うるもち!まろやか豆乳の冷し担々麺」(599円)
「うるもち!豚しゃぶと夏野菜のおろしうどん」(559円)
「うるもち!澄み渡るスープの冷麺」(559円)

定番商品を強化し、20~40代の女性をメインターゲットに

株式会社ローソン 商品本部 デイリー・厨房部 シニアマーチャンダイザー 烏山裕司氏

 ローソン 商品本部 デイリー・厨房部 シニアマーチャンダイザーの烏山裕司氏によると、「7月は食事系カテゴリーの売り上げの2割が麺類で、その中でも“冷し麺”が売り上げの6割を占める。気温が上昇位始める5月以降に売り上げが増加する」という。

 冷し麺の販売状況は、うどん・ざるそば・冷し中華などの定番商品は男性、お手軽冷し中華や盛岡冷麺は女性という。今回、新規顧客獲得のため、20~40代の女性をメインターゲットとし、見た目はうるっと、もちもち食感の「うるもち涼麺」シリーズを発売することとなった。

商品本部 デイリー・厨房部 チーフマーチャンダイザー 原田緑氏

「うるもち涼麺」シリーズは、彩りのある野菜を使い、ゆずジュレを合わせるなど、見た目も食感も楽しめる和洋中さまざまなジャンルの商品をそろえる。カロリーは、500kcal代が中心で、低いものは400kcal、高いものでも600kcal。ラーメンと違い、こってりスープではないため、そこまで高くない。

「暑さで食欲がないときでもサラッとすすりやすく、さっぱりとさせた」と商品本部 デイリー・厨房部 チーフマーチャンダイザーの原田緑氏は述べた。

 ローソンはこれまでも、消費者のニーズに合わせた取り組みをしてきたと烏山氏。2007年には、冷し中華のスープを7月中旬頃から、より酸味を強くしたスープに仕様を変更、2010年には、真空押し出し製法で麺の弾力を高めた。直近では、コロナ下の2020年に外食代替をねらい、「うまいもん夏祭」を実施。ご当地の名店冷しラーメンを7エリアで発売した。

 2021年には、コロナ太り解消を意識し、健康志向の新シリーズ「裏切りの一杯」を展開。小麦粉の一部を食物繊維などに置き換え、糖質を抑えた。2022年には、通常の麺の約7割の重量の「ちょい」シリーズから冷し麺を発売し、個食化にも対応。

 2023年は、「うるもち涼麺」シリーズで売り場を1段確保し、バラエティ豊富なラインアップで展開するなど、選ぶ楽しみを提案。加えて、定番の冷やし中華・うどんの麺にも、もちもちとした食感が特徴の北海道産小麦「きたほなみ」を100%使用。そばは、のどごしこだわり、細くすすりやすい面に改良し、定番商品の強化を行なった。

 調理麺の売り上げ目標は、前年比110%としており、選ぶ楽しみを感じられる売場展開を実施。7月・8月の最盛期に向けて、商品を入れ替えながら、より飽きさせない商品展開をしていくという。今年の夏は猛暑と予想される中、冷し麺は、約4か月展開予定。

「うるもち涼麺」シリーズ
定番商品
ちょい麺シリーズ