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スシロー、タッチパネルディスプレイで回転レーンを再現

東名阪の3店舗に「デジロー」導入

2023年9月27日 発表

デジロー(デジタル スシロー ビジョン)

 スシローは、東名阪の3店舗に大型のタッチパネルディスプレイで回転レーンを再現した「デジロー(デジタル スシロー ビジョン)」を導入した。9月27日には導入店舗の1つとなる新宿西口店が報道関係者向けに公開された。

 同社では、コロナ禍において回転レーンへのいたずらが課題となり、従来のように回転レーンに寿司ネタを回せない状況が続いていた。しかし、回転寿司のエンターテインメント性の象徴とも言える回転レーンの価値に改めて向き合い、その楽しさをディスプレイ上で再現した「デジロー」を開発。3店舗に実験的に導入することにした。

 9月21日に「スシロー江坂店」(大阪府)に先行導入されており、「スシロー新宿西口店」(東京都)では9月28日から利用できるようになる。10月には「スシロー天白焼山店」(愛知県)にも導入される。

 ボックス席に設置された横長のディスプレイ上には回転レーンが再現されており、画面上を流れるネタをタップして注文できるようになっている。注文したネタはテーブルごとの専用レーン(Auto Waiter)まで運ばれてくる。これに伴い、オープン型の回転レーンが撤廃され、運ばれてくる途中でいたずらされるリスクも抑えられている。

 タッチパネルは画面の左右で2人同時に操作できるようになっており、画面上を流れてくるネタのほかに、それぞれ従来の注文用タブレットのようなメニュー画面を表示して、そこから注文することもできる。メニュー全体を画面いっぱいに表示して眺められる「すしナビ」も利用できる。

回転レーンが画面上で再現されている
メニューを表示して注文することもできる
メニュー全体を眺められる「すしナビ」

 また、画面デザインは通常の「スシローモード」に加え、ファミリー向けの「だっこずしモード」も搭載。好みに応じて背景を切り替えて楽しめる。さらに、一定の注文額に応じてグッズがもらえるゲームに挑戦できる機能も搭載されている。

だっこずしモード
ゲーム画面
ゲームの賞品もレーン経由でやってくる

 実際に利用してみたが、衛生面にも配慮しつつ、回転寿司の楽しさをうまく表現したシステムになっていることが分かる。ただ、配置上、テーブルの通路側に座った人がディスプレイにタッチしにくく、その点では従来のタブレットの方が都合がよいと感じられるところもあり、この点は来店客のスマートフォンなどを有効に活用していけると利便性が高まるだろう。

 「すしナビ」については、紙のメニューブックのように未知のネタにアクセスできる良い機会となり得るが、画面上には価格が表示されておらず、注文リストに入れれば皿の色で確認できるものの、白皿やサイドメニューは金額が分からず、この点はやや不親切だと感じた。

 また、注文リストは画面の左右に分かれているが、オーダーとしてはテーブルごとにまとめられる形になっている。左右に分けて2人で同時に操作できるようにしているのであれば、会計も別々に行なえるようにして家族以外と訪れたときでも気兼ねなく注文し、個別に会計できるとありがたい。

 担当者によれば、ユーザーの声を聞きながら随時システムの改良を行なっていくとのことで、今後の進化に期待したい。