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コカ・コーラ、脂肪・糖・内臓脂肪に働く「からだすこやか茶W+」
2024年2月19日 12:52
- 2024年3月4日 発売
コカ・コーラシステムは、「からだすこやか茶W+(ダブルプラス)」を3月4日に発売する。
同商品は、脂肪と糖に加え、内臓脂肪を減らす働きがあるとされる難消化性デキストリンを配合した特定保健用食品(トクホ)。
同社では、脂肪の吸収を抑え、糖の吸収をおだやかにするダブルトクホ商品として「からだすこやか茶W」を販売してきたが、今回、内臓脂肪を減らすことを助ける機能がトクホとして認められたことから商品名を変更して発売されることになった。成分や味わいに変更はない。
容量は350ml、1.05Lの2サイズをラインアップし、価格はそれぞれ146円、348円程度(税別)となる見込み。350mlの6本パックも730円(税別)で販売される。
これにあわせ、「からだリフレッシュ茶W」のパッケージもリニューアル。こちらはストレスと疲労感を軽減する機能があるとされるGABAが配合されている。
2月19日に開催された発表会では、日本コカ・コーラ マーケティング本部 止渇系無糖茶・機能性茶・紅茶事業部 部長の山腰欣吾氏が直近の市場動向を解説した。
同氏によれば、清涼飲料市場はコロナ前の水準に戻りつつある状況だが、消費者の多くが物価上昇を意識しており、今後お金をかけるのは食べることや健康・リラックスだと回答している。
トクホ、機能性表示食品、栄養機能食品で構成される保健機能食品市場については、消費者の健康意識が追い風となり、今後も拡大が見込まれている。全体では脂肪対策の機能をうたう商品が最も多く、整腸、睡眠、関節・筋肉といった多岐にわたる商品が販売されているが、飲料においては無糖茶系が約6割を占めている。
こうした中、同社では無糖茶のラインアップを拡充するとともに、強みとも言える炭酸飲料に注力。無糖茶カテゴリーでは、脂肪対策関連の機能をうたう商品が約9割を占める状況となっているが、山腰氏は「食品まで広げた市場で見ると、機能は多岐にわたっており、まだまだ新しい機能価値の提供に今後の成長の機会がある」と指摘する。
今回発売される「からだすこやか茶W+」は、これまでの脂肪の吸収を抑え、糖の吸収をおだやかにするという機能に加え、内臓脂肪を減らすのを助けるという機能がトクホとして確認されたことで、3つの機能をうたう史上初の“トリプルトクホ”商品になる。12週で約4cm2の内臓脂肪面積を減少させる効果があるという。
同社では、2024年中にさらなる新商品の発売も計画している。