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「キリン 氷結 無糖 ウメ ALC.7%」、期間限定で3月5日発売

2024年3月5日 発売

(左から)マーケティング部 RTDカテゴリー戦略担当 ブランドマネージャーの加藤麻里子氏、世代・トレンド評論家の牛窪恵氏、マーケティング部 RTDカテゴリー戦略担当 カテゴリーマネージャーの松村孝弘氏

 キリンビールは、「キリン 氷結 無糖 ウメ ALC.7%」を3月5日に発売する。期間限定での販売となる。

 氷結 無糖シリーズは、レモン、グレープフルーツ、シークヮーサーの3フレーバーを定番商品としてラインアップしているが、同シリーズ初の期間限定商品としてウメのフレーバーが採用された。アルコール度数は7%で、350ml缶と500ml缶をラインアップする。

「キリン 氷結 無糖 ウメ ALC.7%」(右)

 2月26日に開催された発表会では、マーケティング部 RTDカテゴリー戦略担当 カテゴリーマネージャーの松村孝弘氏が直近のRTD(Ready To Drink)市場の動向と、同社における氷結 無糖シリーズの位置づけなどを説明した。

 同氏は、RTD市場は過去10年で約2倍に拡大しており、今後も伸長が予測されるとの見通しを示した上で、同社としては、伸びている「すっきり甘くない」ニーズへの提案強化を図っていくとする。

 氷結ブランドは、同社のRTD商品の売上の約7割を占めており、その中でも氷結 無糖が2020年に登場して以来、毎年販売数量を増やし、同社RTDの売上No.1ブランドになっているという。

 好調の背景には、ビール類とRTDの両方を飲む人が増え、甘さが抑えられており、食事と一緒に楽しめることの認知が広がったことや、他社からも無糖をうたう商品が多数登場したことで、急速に市場が拡大したことが挙げられる。

 それでも、無糖チューハイを知っているけど飲んでいないという人も多く、非飲用者には「味気なさそう」「飲みにくそう」といった先入観が残っていることから、こうした層に向けた提案の一つが今回のウメフレーバーとなる。

 松村氏はその風味について「梅らしい華やかな香りと酸味とほのかな旨みが絶妙に感じられ、すっきりゴクゴク飲めるほかにはない味わい」と表現する。

商品概要

 続いて壇上では、マーケティング部 RTDカテゴリー戦略担当 ブランドマネージャーの加藤麻里子氏と世代・トレンド評論家の牛窪恵氏のトークセッションが設けられた。

 加藤氏からは、定番商品の「氷結 無糖 レモン ALC.7%」「氷結 無糖 レモン ALC.4%」と、今回発売となる「氷結 無糖 ウメ ALC.7%」にあう料理が紹介された。同氏によれば、それぞれ餃子、ひじきの煮物、イカ焼きがオススメとのこと。

 レモンのALC.7%は、レモン感を重視しながら、すっとした後味のよさを目指して最近リニューアルした商品、同ALC.4%は、よりレモン本来のフレッシュな味わいを意識した商品、ウメ ALC.7%は、レモンとは異なり、酸味がまろやかで心地よい商品ということで、実際に食べてみると、それぞれの特徴がよく表現されたペアリングだと分かる。

 牛窪氏からは、社会トレンドの観点から氷結 無糖が人気になっている要因が解説された。同氏によれば、現代社会は「シンプルで本質的なものが選ばれる時代」であると同時に、「生活に寄り添うものが選ばれる傾向」が強く、こうした消費者の意識が氷結 無糖の好調に繋がっており、今後もその品質やブランド力の高さが日常的な飲用者やエントリー層に安心感を与えていくとの見通しを示していた。

オススメのペアリング