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米国発の植物由来アイス「eclipseco」が都内ファミマに登場
2024年3月6日 13:19
- 2024年3月6日 発表
エクリプス・フーズ・ジャパンは、植物由来のアイス「eclipseco(エクリプスコ)」を都内のファミリーマートで3月12日に先行発売する。
エクリプス・フーズは、複数の植物由来原料を組み合わせて作ったプラントベースアイスのeclipsecoを販売する米国のスタートアップ企業。日本上陸にあたり、米国で人気が高いクッキーバター、チョコレート、マンゴーパッションの3フレーバーが発売されることになった。容量は各90mlで、351円で販売される。
同社では、乳製品のクリーミーな口当たりを生み出すカゼインミセルを、キャッサバ、じゃがいも、菜種、とうもろこしを使って再現。100%植物由来でありながらも、濃厚でクリーミーな味わいを実現している。
Eclipse Foods 共同創業者 兼 CEOのエイロン・ステインハート氏は、「2050年までに地球の人口が100億人に達すると言われており、今私たちが食料を供給している方法では、それだけの人間を食べさせていくことが難しくなる」として、代替プロテインや植物性のものにフードシステムの変えていく必要性を訴える。
Eclipse Foods 共同創業者 兼 CTOのトーマス・ボウマン氏は、「エクリプスでは、おいしさを追求しており、乳製品と区別できない、それ以上においしいということを目指している」と、そのリアルな味わいについても強調。「飽和脂肪もコレステロールもゼロ」だと説明する。
同氏によると、クッキーバターは米国で非常に人気が高いフレーバー。チョコレートについては、日本向けに風味をカスタマイズしており、ミルクチョコレートのような甘みが強い米国版に対し、日本版ではよりダークさ、リッチさが増しているとのこと。マンゴーパッションでは、フレッシュなマンゴーの味の後にパッションフルーツの爽やかな酸味が楽しめるとしている。
エクリプス・フーズ・ジャパン 代表取締役の御宮知香織氏によると、当初は3つフレーバーを販売するが、今後は抹茶味やほうじ茶味といった日本ならではのフレーバーも展開していくとのこと。
ターゲットについては、「新しい文化や食生活に対して抵抗がない10~20代の若者だが、プラントベースのアイスクリームを一番食べているのが働く50代のシングル女性というデータもあり、売れ行きを見ながら夏に向けて見極めていきたい」(御宮知氏)としている。
今回のアイスクリームのコア原料となる「エクリプスブレンド」については、米国ではハンバーガーチェーンのシェイクに活用されるなど、同社にとってはB2Bでの利用も大きなウエイトを占めている。日本においてもB2Bでの事業展開を検討しているとのことで、用途に応じて成分をカスタマイズすることも行なっていく。