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松本酒造、日本酒「桃の滴」をリニューアル

2024年4月11日~ 順次発売

桃の滴 純米大吟醸

 松本酒造は、京都を中心に40年にわたって親しまれている日本酒「桃の滴(もものしずく)」をリニューアルし、4月11日から順次発売する。

 桃の滴は、松尾芭蕉が京都伏見の西岸寺で詠んだ「我が衣にふしみの桃の雫せよ」という句にちなんで名付けられた日本酒。伏見桃山丘陵から湧き出る水が使われており、穏やかな香りや米由来のほどよい苦味と酸味・旨味が楽しめる。

 今回のリニューアルでは、原料の洗米や醪の温度管理などの製造工程を細かく見直すことで、シャープで深い味わいを目指したという。「純米大吟醸」「純米吟醸」「純米酒」の3商品が順次発売される。

(左から)「純米吟醸」「純米大吟醸」「純米酒」

 純米大吟醸では、兵庫県東条産「山田錦」のみを使用。爽やかな酸味と奥深い旨味、絶妙なミネラル感をバランスよく楽しめる。冷やして飲むのがオススメとされている。精米歩合は50%で、アルコール度数は15%。価格は1.8Lが1万円、720mlが5000円(いずれも税別、以下同)。4月11日に発売となる。同商品の発売に伴い、「桃の滴 純米大吟醸 無何有郷」は3月31日をもって終売となる。

 純米吟醸も兵庫県東条産「山田錦」を使用。こちらは従来商品の「桃の滴 特別純米酒」をブラッシュアップしたもので、穏やかな香りとシャープな味わい、後口のキレが特徴とされ、冷酒でも燗酒でも楽しめる。精米歩合は60%で、アルコール度数は15%。価格は1.8Lが2900円、720mlが1450円、300mlが600円、180mlが400円。6月21日に発売となる。

 純米酒では、岡山県産「朝日」を使用。口当たりが滑らかで幅のある味わいが特徴とされている。精米歩合は65%で、アルコール度数は14%。価格は1.8Lが2600円、720mlが1300円。7月11日に発売となる。