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ワンハンドで食べられる「むすび寿司」、東京・人形町に2号店オープン

2024年5月24日 オープン

むすび寿司

 FOOD & LIFE INNOVATIONSは5月24日、ワンハンドで食べられるおむすびのような寿司を販売する「むすび寿司」を東京・人形町にオープンする。

 同社では、4年前に南海なんば駅3階の北改札内にむずび寿司の1号店をオープンし、特急ラピートの乗客や通勤客などに向け、“いつでも、どこでも、手軽に”というコンセプトでワンハンドで食べられる商品を提供してきた。

 事業責任者の鶴才氏は、「一番の特徴は、今までにない(おむすび状の)形。おむすびを食べるようなシーンでも、お寿司が食べられる。箸を使ったり、醤油をかけたりするのは面倒くさく、シーンを選ぶ要因になってしまう。ネタそれぞれにあった味付けを行ない、箸も醤油もいらない寿司を実現した」と語る。

事業責任者の鶴才氏

 シャリについては、赤酢を用いた赤シャリにこだわり、同店のメニューにあうようにブレンド。同社では、回転寿司みさきや鮨 酒 肴 杉玉といった店舗で赤シャリを使用しているが、それらの店舗とは異なるオリジナルのブレンドを使用。海苔についても、有明産の一番摘みのなかでも口溶けのよいものを厳選して使用しているという。

 今回オープンするのはその2号店で、1号店はイートインも可能な店舗形態をとっていたが、2号店はテイクアウト専用の業態となる。鶴氏によると、当初は新型コロナの影響もあり苦戦したが、往来が回復した後は、1号店は店舗の立地もあり、旅行者や通勤客に好評で、インバウンドが約3割を占めるなど、売上も好調に推移しているとのこと。

 こうした好調を受け、駅近で風情ある街並みや近代的なビルが建ち並び、昔と今が融合する街に同ブランドが馴染むと考え、人形町に2号店をオープンすることにしたという。

むすび寿司 人形町店
提供メニュー

 同店舗では、23種類の基本メニューに加え、季節にあわせたメニューを提供していくことになるが、看板メニューとなるのは、スシローをはじめとするグループの調達力を活かした「天然南まぐろの中とろ」(330円)とのこと。

 天然の南まぐろを使用し、脂がのった中とろを醤油発祥の地の一つとされる湯浅の醤油に漬け、自家製の海苔わさびと一緒にむすぶことで、握り寿司にはない風味や食べごたえを実現している。

 オープン記念として、24日~28日にかけ、「天然南まぐろの中とろ」「いくら」「漬けサーモン」の3品を半額となるキャンペーンも実施される。

オープン記念で3品が半額となる
店内では1つずつ丁寧にむすび寿司を作っていく

 所在地は東京都中央区日本橋人形町2-3-4 第3ロータリービル1階。営業時間は8時~20時。