ニュース
ファミマ、値引きシールに「たすけてください」涙目のおむすびで食品ロスを減らす実証実験
10月30日「食品ロス削減の日」から実施
2024年10月24日 11:00
- 2024年10月30日~11月26日 実施
ファミリーマートは、消費期限のせまった商品に貼る値下げシールのデザインをキャラクターの表情とメッセージの入ったものに変更する実証実験を10月30日~11月26日に実施する。東京都と神奈川県の6店で実施し、今後の食品ロス削減の取り組みに活用する。
値下げシールに「たすけてください」のメッセージと涙目の表情をしたおむすびのキャラクターを掲載することで、値下げ商品の購入率が上がり食品ロス削減につながるかを検証する。
対象商品はおむすびや弁当、サンドイッチなどの消費期限のある中食商品。表情やメッセージ入りの値下げシールと従来の値下げシールで値下げ商品の販売状況にどのような変化が起こるかを比較検証する。
同社は値下げシールのデザイン作成にあたって消費者モニターを実施し、値下げ金額以外にも「たすけてください」などのストレートなメッセージやキャラクターが掲載されている方が好意的な評価が多かったとしている。
また、日本人の食品ロスの問題に対する関心は非常に高いとし、多くの人が「一緒に食品ロスを減らす」という理念に共感してもらえると考え、実証実験の実施に至ったという。
同社は環境の中長期目標「ファミマecoビジョン2050」を定めており、商品のロングライフ化や「てまえどり」の継続などの取り組みを実施。2023年度は食品ロスを2018年対比で28.9%削減できたという。同目標では2050年に80%削減を目指している。