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サブウェイ、ハインツのソースを使った2種のサンドイッチ
2024年11月7日 11:34
- 2024年11月13日~
日本サブウェイは、ハインツとコラボした「シェフズデミグラス ~ローストビーフにデミグラスを添えて~」と「シェフズホワイト ~ゴロっとかぼちゃのグラタン仕立て~」の2種類のサンドイッチを11月13日から期間限定で販売する。
いずれも業務向けの料理素材を提供するハインツの門倉慶典シェフが監修したメニューとなる。いずれもシェフ考案のベストなコンビネーションのサンドイッチになっているとして、サブウェイでは珍しくカスタマイズ不可となっている。
「シェフズデミグラス ~ローストビーフにデミグラスを添えて~」では、ハインツのデミグラスソースを使用。香ばしく焼き上げたパンにローストビーフ、スライスチーズ、トマトスライスといった具材を挟み込んでいる。価格は790円。
「シェフズホワイト ~ゴロっとかぼちゃのグラタン仕立て~」では、ハインツのホワイトソースを使用。ローズマリーで旨みを引き出したかぼちゃや、ベーコン、チーズといった具材が組み合わせられている。価格は590円。
これにあわせ、サイドメニューのスープ2種がハインツコラボの「濃厚カントリーコーンスープ」「ゴロゴロ野菜のトマト&クラムスープ」にリニューアル。各390円で販売される。
11月13日~29日には、11月29日の「いい肉の日」にちなみ、「シェフズデミグラス ~ローストビーフにデミグラスを添えて~」が100円引きの690円で販売される。また、11月25日~29日には「BLT」のポテトドリンクセット(通常920円)が200円引きの720円で購入できるブラックフライデー特別クーポンがSNSやメールマガジンで配布される。
11月7日に開催された発表会では、日本サブウェイ マーケティング本部本部長の松村絵美里氏は、今回の企画について、「高級レストランでシェフが作っているところが見える特別な席が用意されているところが多く、贅沢な気分が味わえる。贅沢な気分を味わってほしいという意味でCHEF's TABLEというコンセプトになっている」と説明。
ハインツとは、次のレベルのサンドイッチを作ることを目指し、約2年前にプロジェクトをスタート。当初はホットサブの開発を依頼したが、その過程でさまざまなバリエーションのサンドイッチのアイデアが披露され、従来のサブウェイでは味わえないような素材の組み合わせに驚かされたという。
ハインツ日本 マーケティング&カテゴリー本部 業務用マーケティング部長の岡部耕二氏は、同社の日本法人の特徴について説明。日本法人は1961年創業となるが、当時から日本市場にあわせた商品を提供するため、専属シェフによる商品開発を行なってきている。トマトケチャップをはじめ、輸入品のイメージが強い同社だが、その成果もあり、日本独自の製品が全体の8割を占めている。また、海外では家庭向け商品のウエイトが高いのに対し、日本では家庭向けと業務向けの売上が5:5になっているという。
業務用市場において裏方に徹してきた同社にとって、今回のサブウェイとのコラボは自社のシェフが前面に立って飲食店のメニューを監修する形になっており、ハインツにとっては新たなチャレンジとなる。
その役割を担うのは、イタリアの星付きレストランで修行した後、パスタメーカーのRenaで商品開発に携わり、2021年からハインツに所属する門倉シェフ。同氏は「(サブウェイが)毎朝、店舗でパンを焼いていることに驚いた。そのパンを活かしたいと考えた」と振り返る。
シェフズデミグラスについては、「ウィート(パン)をトーストした時の香りがフォンドボーや仔牛を焼いた時の香りに近いと思い、フォンドボーが入って旨みがきき、香ばしい香りがするようなデミグラスソースをあわせた」という。同社には業務用のデミグラスソースだけでも20種類以上のラインアップがあり、その中から最適なものを選んだのだとか。
デミグラスソースというと甘めの味付けなのかと思いきや、実際に食べてみると、しっかりと酸味がきいたソースが使われており、ローストビーフやパンのおいしさを引き立てていることが分かる。
シェフズホワイトについては、イタリアでの修行時代に食べていた豚肉とローズマリーをきかせたかぼちゃのピザからインスピレーションを受けて開発したものだという。こちらもハニーオーツ(パン)を焼く香りに着目。「ホワイトソースとチーズ、ベーコンから旨みが出てきたのをパンが受け止めて、レタスが食感を出し、アクセントに胡椒をきかせている」とのこと。
ホワイトソースとかぼちゃが絡み合うことでクリーミーな食感も演出されており、たしかに普段のサブウェイでは楽しめない味わいかもしれない。
サイドメニューのスープもリニューアルし、濃厚な味わいに進化しているが、こちらは期間限定ではなく、通常メニューとして提供されていくことになる。門倉氏は、シェフズデミグラスには濃厚カントリーコーンスープ、シェフズホワイトにはゴロゴロ野菜のトマト&クラムスープがオススメだとしている。