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大阪・梅田に「瓶コーク横丁」が出現
レトロな雰囲気の中で瓶コークを“パーフェクトサーブ”
2025年4月25日 17:40
- 2025年4月25日~12月31日 実施
コカ・コーラは、大阪・梅田のお初天神裏参道とコラボしたイベント「瓶コーク横丁」を4月25日~12月31日にかけて実施する。
同イベントは、レトロな瓶入りのコカ・コーラをお初天神裏参道の25店舗において最もおいしく飲めるとされる同社推奨の“パーフェクトサーブ”の形で提供するというもの。参加する25店舗では、店舗ごとにコラボメニューやオリジナルカクテルも提供される。
キンキン(3℃以下)に冷やした瓶コークを用意し、氷入りのグラスに注いで飲むという方法で、日本コカ・コーラ マーケティング本部 コカ・コーラ事業部 ディレクターの脇若英輔氏は、瓶入りのコカ・コーラを知らない若者を中心に、栓抜きで開栓してグラスに注いで飲むという体験を通して、コカ・コーラの魅力を伝えていきたいと語る。
2月には2週間にわたって渋谷で同様のイベントを実施していたが、一部の店舗ではコカ・コーラが通常時の5倍、コカ・コーラ ゼロが20倍売れるという盛況ぶりで、単価が安いソフトドリンクをアピールしたにも関わらず、平均客単価が112円アップしたという。
脇若氏は、「(渋谷での)成功体験をテコに食の街、大阪でも実現したい。外食オケージョンを獲得していく上で大阪で成功することが重要。万博もあり訪日外国人も多いが、ローカルの若い人が集まるのがお初天神裏参道のいいところ」と述べ、地元の食文化と連動してコークが馴染んていくことへの期待感を示した。
お初天神裏参道を運営する雲雀ヶ丘土地 社長の吉本幸彦氏は、「昔は薄暗い場所だったが、女性1人でもふらっと入って、リーズナブルにおいしく食べられ、リピーターとしてまた来ていただけることを目指して10年前に営業を開始した。25店舗あるが、業態に被りがなく、どのお店に行ってもメニューが被らない。本当の大阪のよさはこういうところで食事していただくこと」と説明する。
軒先に赤ちょうちんがぶら下がる通りは、再開発が進む梅田周辺の近代的な姿とは対照的にレトロな雰囲気が漂っており、脇若氏は「今年は昭和でいうと100年、瓶コークが誕生して110周年。古いものが一巡して若者にとって新しいものになっている。瓶コークも同じ」だとして、両者でタッグを組むことで新たな食文化を発信していきたいと意気込む。
同社では、瓶コーク横丁での取り組みを皮切りに、全国の飲食店2万店舗で瓶コークを活用して“パーフェクトサーブ”を楽しめるようにしていくとしている。