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ローソン50周年発表会、竹増社長が次の50年に向けての展望を語る
2025年6月3日 16:04
- 2025年6月3日 発表
ローソンは、6月14日に創業50周年を迎えることを記念し、“ローソンの日”となる6月3日から「マチのハッピー大作戦」を順次展開する。
3日~30日にかけて価格そのままで50%増量となる「盛りすぎチャレンジ」の第5弾が実施されるほか、店舗スタッフ向けには記念Tシャツを配布し、50周年を盛り上げる。50周年を記念して制作されたローソングッズも数量限定で販売される。
また、8月5日~11月3日には消費期限が近づいた値引きシール付きのおにぎりを購入すると、1個につき1円を全国社会福祉法人経営者協議会を通じて所属施設に寄付する食品ロス削減プログラム「FOOD GOOD SMILE」も実施する。
6月3日に開催された発表会では、代表取締役社長の竹増貞信氏が登壇し、これまでの50年を振り返るとともに、次の50年に向けた意気込みを語った。
ローソンの1号店となる桜塚店はは大阪府豊中市に1975年6月14日にオープン。豊かなアメリカからやってきたお店といったイメージのレンガ造りの建物で、カウンターの大きなガラスのショーケースの中にはチーズやハム、惣菜があり、それらを量り売りで販売していたという。
竹増氏は、東京オリンピック、大阪万博、オイルショックといった当時のトピックを例に挙げながら、「日本にないスタイルの小型店で、当時の人はびっくりしたんじゃないか。1号店のときから今までにないことにチャレンジしていこうというDNAが流れ続けている」と語り、業界で初めてフライヤーを導入したり、デリバリーサービスに対応したり、常にチャレンジを意識してきた50年だったと説明する。
最近では「マチの本屋さん」や「地域共生コンビニ」といった地域課題に向き合った店舗展開にも取り組んでおり、その思いは震災やコロナ禍を経て強くなっているという。昨年にはKDDIが同社の経営に参画し、AIをはじめとするテクノロジーを活用しながら、「これからの50年、まずは2030年に向かって社会課題の解決と圧倒的な成長を目指していく」とする。
同氏は、その最初の一歩として展開する「マチのハッピー大作戦」を展開するとして、50%増量の「盛りすぎチャレンジ」や政府備蓄米の販売、食品ロス削減プログラムの「FOOD GOOD SMILE」、古米を“ヴィンテージ米”としてポジティブに捉えられるようにする施策を紹介した。
発表会終了後には、「マチのハッピー大作戦」開催記念イベントとして、同社のテレビCMに出演する松山ケンイチ、川栄李奈、王林、梅沢富美男が登壇。
3日から放映されているCMに出演する松山ケンイチと王林は、「エキストラのなかに埋もれないように頑張った」と撮影を振り返りながら、自分たちを探してほしいとアピールしていた。
「盛りすぎチャレンジ」での注目の商品について聞かれた川栄は、「子どもが今日の朝も食べた。今回も買いたい」とプレミアムロールケーキを紹介。梅沢は「楽屋で焼そばを食べたが食べきれなかった。ちょっとやり過ぎじゃない?というぐらい。2人前、3人前と言っていい」とあまりの量の多さに圧倒されたことを告白していた。