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ローソン、政府備蓄米を1kg 360円/2kg 700円(税別)で販売

2025年6月3日 発表
ローソンが政府備蓄米を販売

 ローソンは、随意契約で調達した政府備蓄米を1kg 360円、2kg 700円(税別)で販売することを明らかにした。

 農林水産省では当初、備蓄米の売り渡しの条件として年間1万トンの販売実績を設定しており、この条件をクリアできなかったとして同社の申請は受理されなかった。このほど、その条件が緩和されたこともあり、同社では再申請を行ない、これが受理されたという。

 販売価格としては5kg 2000円程度が目安として定められているが、それよりもやや安い価格設定になっていることについて、代表取締役社長の竹増貞信氏は「我々が培ってきたロジスティクスの強みを活かした価格」だとしている。

 同氏によれば、精米所への入荷後、最短3日で販売できるようにするとのことで、まずは関東地域で販売し、約1週間で全国の店舗で購入できるようにするという。ただし、1店舗あたりの入荷は30~40袋程度となる見込み。

 また、これとは別に古古米や古古古米といった古い米のネガティブな印象を払拭するため、“ヴィンテージ米”という呼び方を提唱。随意契約とは異なるルートで調達し、シンプルな塩にぎりとして7月から関東エリアで販売する。