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「竹鶴ピュアモルト」の世界観を体感できるバー、神楽坂に期間限定オープン

2025年12月9日~21日 期間限定
The TAKETSURU experience

 アサヒビールとニッカウヰスキーは、「竹鶴ピュアモルト」の魅力を五感で楽しめるバー「The TAKETSURU experience」を東京神楽坂に12月9日~21日の期間限定でオープンしている。

 同店は、ニッカウヰスキーのフラッグシップブランド「竹鶴ピュアモルト」の魅力や、同社を創業した竹鶴政孝氏の哲学を体感できるように設計された完全予約制のバー。通常はホテルとして営業しているTRUNK (HOUSE) Kagurazakaを貸し切る形で期間限定で営業する。

 ニッカウヰスキー マーケティング部 ブランドマネージャーの織田大原希美氏は、同社が2024年に創業90周年を迎えたことを契機に「プレミアムカテゴリーでグローバルでトップ10を目指す」という長期ビジョンを掲げたことを紹介した上で、「有名だから飲む、高いから飲むといったものとは一線を画したコミュニケーションをしていきたい」と語る。

ニッカウヰスキー マーケティング部 ブランドマネージャーの織田大原希美氏

 そんななか、アプローチしたいターゲットとして、「自分の軸やこだわりを持つ人」「商品の背景にあるストーリーを重視する人」を設定。「余市と宮城峡という個性的なシングルモルトウイスキーを原酒として使い、繊細な飲み心地のウイスキーを作ること自体が革新的」(織田大原氏)だとして、竹鶴ピュアモルトを基幹ブランドに据えてアピールしていくことにしたという。

 これまでに通年品のパッケージのリニューアルを行なったほか、空港免税店向けの商品として「竹鶴ピュアモルト グランデ」を発売するなど、さまざまな施策を展開してきたが、一連の最後の取り組みとして実施するのが今回の企画となる。

 神楽坂の路地の石畳を踏んで建物に入ると、竹と鶴の模様が入ったスリッパと対面。廊下には竹鶴政孝がスコットランドに留学した際にウイスキーの製造工程をメモとして残したという竹鶴ノートが竹鶴ピュアモルトのボトルと一緒に展示されている。

竹と鶴の模様が入ったスリッパ
竹鶴ノートが竹鶴ピュアモルトのボトルと一緒に展示されている

 来店客はまず2階のウェイティングルームに案内され、竹鶴ピュアモルトの複雑さや繊細さを表現したアート、ビデオの鑑賞を通じて、その世界観に引き込まれていく。

 その後、1階のダイニングに移動し、竹鶴ピュアモルトやその原酒となるシングルモルト余市、シングルモルト宮城峡とともに、その風味や世界観を表現した5つの料理を味わえる。5つの料理には、それぞれ「香る」「触れる」「視る」「聴く」「味わう」というテーマが設定されており、五感を通じてその魅力を体感していくことになる。

 料金は7700円。営業時間は11時~22時だが、事前にオンラインでの予約が必要となる。所在地は東京都新宿区神楽坂3-1-34

バーカウンターの下には竹鶴政孝の私物も展示されている