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ファミマカフェ「新型コーヒーマシン」を全店導入。世界ナンバーワンバリスタ監修の贅沢なコーヒーやLLサイズを提供

2026年6月2日 発売
ファミマ「新型コーヒーマシン」

 ファミリーマートは、「FAMIMA CAFE(ファミマカフェ)」の新型コーヒーマシンの導入を6月2日までに全国約1万6400店舗で完了し、同日から、世界ナンバーワンバリスタの粕谷哲氏が監修した“ファミマ史上最高”をうたう繊細な味わいのコーヒーを発売する。あわせて、Sサイズの約2.5倍となる大容量の「LLサイズ」が登場。

 発売に先立つ発表会では、商品本部 ファストフーズ部長の高倉一真氏が登壇。新型マシンの特徴を「メニュー数」「うまさ」「世界ナンバーワンバリスタの監修」という3つのナンバーワンから説明したほか、粕谷氏を招いたトークセッションや、ブレンドコーヒーの飲み比べも行なわれた。

株式会社ファミリーマート 商品本部 ファストフーズ部長 高倉一真氏

 ファミマカフェは、2020年に粕谷氏との共同開発を開始して以降、コーヒーの累計販売数が20億7千万杯(2026年5月末時点、フラッペを除く)を突破した人気シリーズ。2025年6月から導入を進めてきた新型マシンは、導入開始からの1年間で3億杯を販売したといい、6月2日までに全店へ行き渡る。高倉氏は「うまさに驚け。ファミマ史上最高コーヒー」をテーマに掲げ、それを支える「3つのナンバーワン」について説明した。

コーヒーの累計販売数が20億7千万杯を突破した「ファミマカフェ」
3つのナンバーワン

史上最多45種。9段階の挽き分けで“自分好みの味”に

 1つ目のナンバーワンは、ファミマカフェ史上最多となるメニュー数だ。高倉氏は背景として、生活者ニーズの変化を挙げる。「2018年にマシンを導入したころは、手軽に淹れたてが飲める『速さ』『安さ』が重視されていた。今は自分好みの味やパーソナライズが当たり前になり、カウンターコーヒーにもこだわりが求められる時代になった」という。

 これに応えるのが、業界初(2025年6月1日時点、コンビニエンスストア業界において)という挽き方調整機能を備えたグラインダー。従来は1段階だった挽き目を9段階(300~700μm)まで設定でき、メニューに応じた挽き分けを実現した。これにより、従来マシンで15種類だったメニュー数は45種類に増加。今後は年内をめどに60種類まで拡大する予定だという。

メニュー数は従来の15種類から45種類に増加。年内に60種類まで拡大予定

「香り」「コク」「好意度」で過去最高評価。バリスタのハンドドリップを再現

 2つ目のナンバーワンは、味わいそのものの進化だ。2021年以降のリニューアル品との自社調査で、コーヒーにとって重要な「香り」「コク」「好意度」の3要素すべてで過去最高評価を獲得したという。

「香り」「コク」「好意度」の3要素で過去最高評価を獲得した

 その味づくりを支えるのが、3つ目のナンバーワンである粕谷哲氏の監修となる。粕谷氏は、お湯の総量を4対6に分けて味と濃度を調整する独自理論「4:6メソッド」で知られ、World Brewers Cup 2016でアジア人初の世界チャンピオンに輝いたバリスタ。ファミマカフェとは2020年から共同開発を続けてきた。新型マシンでは、粕谷氏のハンドドリップを再現するために抽出方法を変更し、お湯のかけ方を改良、挽きたての粉から均一に抽出できる仕組みを開発した。

「新型コーヒーマシン」を監修した世界ナンバーワンバリスタの粕谷哲氏

 粕谷氏は、味づくりで大切にしていることを「豆の個性をちゃんと表現していくこと」と語る。「なんとなくおいしいではなく、なぜこの豆なのか、なぜこのブレンド比率なのかまでしっかり考えて表現している」とし、メニューごとに豆の挽き目やレシピ、抽出工程まで作り分けているという。

 高倉氏は開発の苦労を「粕谷さんのハンドドリップという職人のプロセスを機械で再現するのは至難の業だった」と振り返り、マシン開発には約4年を要したと明かした。粕谷氏も「お湯がしっかり粉に触れ、一粒一粒から均等に成分を取り出すための攪拌の仕方にもこだわった。毎回同じ味を作れることがマシンでは重要」と説明する。

待望の大容量「LLサイズ」が登場

 今回はLLサイズが新たに加わる。Sサイズの約2.5倍という、紙コップ市場でも最大級のサイズだ。

 背景には、「1杯で満足できる大容量サイズがほしい」「Lサイズを超えるサイズがほしい」といった顧客の声がある。2021年に発売したLサイズの販売数は2025年にかけて129%と継続的に伸長しており、デスクワークや勉強のお供に少量ずつ長時間かけて飲む“ちびだら飲み”の定着、SNSで話題の“デカドリンク”トレンドも追い風になったという。

S、M、Lに、大容量のLLサイズが加わる

ファミマ「新型コーヒーマシン」概要

発売日: 2026年6月2日から順次
提供地域: 全国
ラインアップと価格:
・「ブレンド」(S150円/M220円/L260円/LL320円)
・「アイスコーヒー」(S150円/M250円/L345円/LL370円)
・「カフェラテ」(M220円/L260円/LL320円)
・「アイスカフェラテ」(M250円/L345円/LL370円)
・「モカブレンド」(S170円/M250円)
・「アイスモカブレンド」(S190円)

 ブレンドとアイスコーヒー、カフェラテにLLサイズを用意する。あわせて、希少なエチオピア・イルガチェフェ産の最高等級モカ豆を60%配合した「モカブレンド」「アイスモカブレンド」も6月2日から展開する。

飲み比べて分かる「軽め」「普通」「濃いめ」の違い

 発表会では、ブレンドコーヒーの「軽め」「普通」「濃いめ」を飲み比べる時間が設けられた。試飲すると、濃いめはしっかりとしたコク、普通はすっきりと飲みやすく、軽めはコーヒーが苦手な人でも飲めそうなほど苦味が抑えられている。それでいて酸味が立ちすぎることもなく、あと味は穏やかだ。

ブレンドの「軽め」「普通」「濃いめ」を飲み比べた
高倉氏と粕谷氏も飲み比べに参加した

 この軽めについて粕谷氏は、「ただ粉を少なくしたり、お湯を多くしたりすれば軽くは作れるが、それだと味も薄くなってしまう。今回は粉を粗く挽くことで、コク感を保ったまま軽さを出している」と説明する。「コーヒーは本当はもっとカラフルな飲み物。豆の個性を最大限引き出すことを狙っていて、軽めは一番贅沢な飲み方だと思う」と話した。

 さらに記者がコーヒーの酸味について質問したところ、粕谷氏は「酸味を意図的に抑えているわけではなく、酸味と甘さのバランスを意識している」と回答。軽めは粗挽きにすることでコク感を保ちつつ、酸味が目立ちにくくなっていると説明した。おいしいコーヒーを作るために酸味は欠かせないそうだ。

バリスタおすすめのペアリングも

 トークセッションでは、コーヒーに合うペアリングの提案もあった。高倉氏のおすすめは「アイスコーヒー(濃いめ)」と「ファミチキ」。「濃いめの味わいがファミチキのジューシーさを引き出し、食べたあとの口の中をすっきりさせてくれる」という。

 粕谷氏のおすすめは「アイスコーヒー(軽め)」と「クリームたっぷり!ダブルシュー」。「ダブルシューのクリームはふわっと軽く、軽めのアイスコーヒーの印象と完璧に調和する」と話した。

コーヒーに合うペアリングとして「ファミチキ」「クリームたっぷり!ダブルシュー」が提案された

新CMやおかわりクーポンも

 全店導入に合わせ、吉田鋼太郎さんと八木莉可子さんが出演する新テレビCM「FAMIMA CAFE刷新 うまさに驚け。」篇を、6月2日から全国(一部地域を除く)で放映する。

 また、コーヒーやカフェラテを買うと次回に使える30円引きの「おかわりコーヒークーポン」がもらえるキャンペーンも実施する。発券期間は6月2日~22日、利用期間は6月2日7時~29日。あわせて、カップや備品のデザインも約7年ぶりに刷新。クリエイティブディレクターのNIGO氏との取り組みの一環で、タンブラーやキーホルダーといった限定グッズも順次展開する。

タンブラーやキーホルダーなど限定グッズを展開予定

 粕谷氏は「世界で一番おいしいコンビニコーヒーを作る、という目標に一歩近づけた。ご褒美としてだけでなく、普段使いで気兼ねなく楽しんでほしい」とコメント。高倉氏も「こだわり抜いたファミマ史上最高のコーヒー。ぜひ近くの店舗でうまさを体験してほしい」と呼びかけた。

新デザインの新カップと新型コーヒーマシン