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震災を乗り越えて開発された福島県のブランド米「福、笑い」

福、笑い

 福島県は、ブランド米「福、笑い」の魅力をアピールしている。

「福、笑い」は、コシヒカリの血を引く「新潟88号」と、ひとめぼれの血を引く「群系627」を交配して誕生した福島県のブランド米。東日本大震災を乗り越え、2006年から14年かけて開発された同県こだわりの米で、県産の米のなかでも最上位に位置づけられている。

 この米を育てられるのは、生産工程の管理が徹底されていることを示すGAP認証を取得している農家のみとなっており、さらに、玄米たんぱく質の含有率が6.4%以下で、ふるい目1.9mm以上という基準を満たしたものだけが「福、笑い」として販売が許されている。

厳選に厳選を重ねて販売される

 味わいとしては甘みが豊かで、瑞々しくツヤ感のある見た目やふくよかな香りで五感を刺激する。同県ではこうした特徴を「かおり、あまみ、ふくよかさ」というキャッチコピーとともに、「大きく粒立ちのよいごはんを口の中に入れると、甘い香りが鼻から抜けていき、味の濃いおかずいらずのおいしさを楽しめます。ふくしまという土地で育ってきたおいしさで、お腹も心も満たされていきます」とアピールしている。

「かおり、あまみ、ふくよかさ」が特徴

 取扱店店舗は限られており、購入できる店舗や食べられる飲食店のリストがWebサイト上で公表されているほか、オンラインでも取り寄せ可能。高い品質や縁起のいい名前はギフト用にも適している。

パッケージは寄藤文平氏によるデザインで、贈答用の最適だ