ワインのプロがこっそり教えるベストバイ

ヴィンツァー・クレムス グリューナー・ヴェルトリーナー・クレムサー・サングルーべ 2024(白)

価格:3168円(2026年2月13日現在)
ヴィンツァー・クレムス グリューナー・ヴェルトリーナー・クレムサー・サングルーべ 2024

 ワインを購入しようと売り場を訪れたものの、種類が多すぎてどうやって選んだらいいのか分からない。でも、値段を考えると失敗もしたくない。そんなときに参考にしたいのがプロのアドバイスだ。

 今回は、ワイン専門のECサイト「京橋ワイン」を運営するほか、飲食店や酒販店向けの卸売なども手掛けるワインキュレーション 商品開発部の上野さんにオススメの1本を伺った。

ワインキュレーション 商品開発部の上野さん

――このワインを選んだ理由を教えてください。

上野氏:AWMB(オーストリア・ワイン・マーケティング協会)公認のオーストリアワイン・アンバサダーでもある私としては、オーストリアで最も知られているグリューナー・ヴェルトリーナー種の辛口白ワインを当店のお客さまにもご紹介したく選びました。

――生産者や産地には、どんなストーリーや背景がありますか?

上野氏:ヴィンツァー・クレムスは1938年に銘醸地クレムスタールに設立。オーストリアの中では規模が比較的大きい、地域に根差した協同組合です。クレムスタールは、オーストリアの首都、ウィーンからおよそ西側に70km程離れた場所で、このエリアにおけるワイン造りの歴史は2000年以上前に遡ります。産地はヴァッハウ渓谷沿いに広がり、ドナウ川の自然と文化史が融合されたなかで形成されたヴァッハウ渓谷は、温暖な気候に恵まれ、上質な白ワインを生み出します。その文化的景観がユネスコ世界遺産に登録されていて、訪れる世界中の人々を魅了しています。

――このワインにあう最高のペアリングを挙げるとすれば何ですか?

上野氏:現地では、辛口のグリューナー・ヴェルトリーナーの白ワインに「シュニッツェル」と呼ばれる子牛を薄く伸ばしたカツレツのようなものにレモンを絞って合わせるのが定番ですが、繊細なミネラル感は和食の山菜の天ぷらなどにもおススメです。

――どんな場面で飲んでもらいたいですか?

上野氏:いい意味でニュートラルな食事に寄り添うワインなので、毎日の食卓に添えていただきたいです。日常的なものほど、さりげなく質にこだわるオーストリアらしいワインです。

テイスティングメモ

甘み:ドライ 〇──── スイート
渋み:控えめ 〇──―─ しっかり
酸味:穏やか ─〇─―─ キリッと
重さ:ライト ─〇─―─ フルボディ