ワインのプロがこっそり教えるベストバイ

シャンパーニュ・フロマンタン・レクラパール・グラン・クリュ・エキストラ・ブリュット

価格:7040円(2026年4月7日現在)
シャンパーニュ・フロマンタン・レクラパール・グラン・クリュ・エキストラ・ブリュット

 ワインを購入しようと売り場を訪れたものの、種類が多すぎてどうやって選んだらよいのか分からない。でも、値段を考えると失敗もしたくない。そんなときに参考にしたいのがプロのアドバイスだ。

 今回は、ワイン専門のECサイト「京橋ワイン」を運営するほか、飲食店や酒販店向けの卸売なども手掛けるワインキュレーション 商品開発部の岡田さんにオススメの1本を伺った。

ワインキュレーション 商品開発部の岡田さん

――このワインを選んだ理由を教えてください。

岡田氏:このシャンパーニュは初めて飲んだ時からすぐにお気に入りになりました。一口飲むと黒ブドウを食べたときのような果実感があり、その後上品な酸がふんわり包み込む落ち着きのある上質な味わいのシャンパーニュです。また、グラン・クリュがこの価格で飲めるのもうれしいポイントです。ぜひみなさんにも飲んでいただきたいと思い、今回選ばせていただきました。

――生産者や産地には、どんなストーリーや背景がありますか?

岡田氏:フロマンタン・レクラパールは、1925年からブージィ村で続く5世代目の家族経営の生産者です。ブージィは、力強くコクのあるピノ・ノワールが採れることで有名なグラン・クリュの村で、昔から名門メゾンも注目してきた土地です。彼らは畑をわずか5haほどしか持たず、13の小区画に分けてていねいに管理しています。大量生産はせず、長期熟成を前提に、土地の味を正直に表現する、まさに“ブージィらしさ”を体現したのが彼らのシャンパーニュです。

――このワインにあう最高のペアリングを挙げるとすれば何ですか?

岡田氏:ピノ・ノワール由来のコクがしっかりあるので、繊細な前菜よりも、鶏のローストや白身魚のムニエル、バターソースの料理と相性がよいです。和食なら、天ぷら(とくに海老・白身魚)、銀だらや鰆の西京焼き、焼き鳥(塩・タレどちらも)がよく合います。もちろん、白カビチーズ(カマンベールやブリー)にもよく合います。

――どんな場面で飲んでもらいたいですか?

岡田氏:シャンパーニュというと、とかく乾杯用と思われがちですが、このシャンパーニュはしっかりした味わいなので食事をメインに楽しむ場面、たとえば、華やかなパーティーよりも、気心の知れた人と食卓を囲むような場面に合います。記念日でも、フォーマルすぎない“ちゃんと美味しいものを食べたい日”に飲んでもらいたいです。

テイスティングメモ

甘み: ドライ ●─── スイート
渋み: 控えめ ●─── しっかり
酸味: 穏やか ─●── キリッと
重さ: ライト ─●── フルボディ