ワインのプロがこっそり教えるベストバイ

ロンガヴィ グルップ・ナランホ 2024(オレンジ)

価格:3630円(2026年5月22日現在)
ロンガヴィ グルップ・ナランホ 2024

 ワインを購入しようと売り場を訪れたものの、種類が多すぎてどうやって選んだらいいのか分からない。でも、値段を考えると失敗もしたくない。そんなときに参考にしたいのがプロのアドバイスだ。

 今回は、ワイン専門のECサイト「京橋ワイン」を運営するほか、飲食店や酒販店向けの卸売なども手掛けるワインキュレーション 商品開発部の上野さんにオススメの1本を伺った。

ワインキュレーション 商品開発部の上野さん

――このワインを選んだ理由を教えてください。

上野氏:チリは近年、産地や生産者の個性を生かした少し格上のワインが注目されています。このワインも一度飲んだら忘れられない個性的なワインです。接ぎ木をしていない自根で、樹齢70年を数えるモスカテル種を使用した辛口のオレンジワインです。

――生産者や産地には、どんなストーリーや背景がありますか?

上野氏:産地はチリの南部、イタタ・ヴァレー。チリは南半球なので、南に行くほど冷涼な気候になり、降水量も多くなります。南部は灌漑がいらなく、高樹齢で自根のブッシュ・ヴァインが数多く残っています。このワインに使われるブドウも樹齢70年の自根の古樹です。このワイナリーは、マウレ・ヴァレーの「ブション・ファミリー・ワインズ」のフリオ・ブション氏と南アフリカの有名ワイナリー「セダバーグ」のデイヴィッド・ニューウド氏がコラボして立ち上げたものです。遊び心のあるモダンなラベルも今どきのチリワインらしさを表しています。

――このワインにあう最高のペアリングを挙げるとすれば何ですか?

上野氏:モスカテル種特有のオレンジの皮のような個性的なアロマがあるので、タイ料理などのスパイシーなアジアン料理や、フレッシュなチーズに柑橘系のコンフィチュールを添え、食後のデザートに合わせてもよいかと思います。

――どんな場面で飲んでもらいたいですか?

上野氏:ポップなラベルは仲間とわいわい過ごすランチなどで楽しむのもよいでしょう。古樹ならではのしみじみとした深い味わいは、ディナーでゆっくり楽しむのもオススメです。

テイスティングメモ

甘み: ドライ ●―─―― スイート
渋み: 控えめ ─●―─― しっかり
酸味: 穏やか ─●―─― キリッと
重さ: ライト ─―●─― フルボディ