ワインのプロがこっそり教えるベストバイ

シャンパーニュ・マルボーモン・エ・コ・ブリュット

価格:6600円(2026年7月6日現在)
シャンパーニュ・マルボーモン・エ・コ・ブリュット

 ワインを購入しようと売り場を訪れたものの、種類が多すぎてどうやって選んだらよいのか分からない。でも、値段を考えると失敗もしたくない。そんなときに参考にしたいのがプロのアドバイスだ。

 今回は、ワイン専門のECサイト「京橋ワイン」を運営するほか、飲食店や酒販店向けの卸売なども手掛けるワインキュレーション 商品開発部の岡田さんにオススメの1本を伺った。

ワインキュレーション 商品開発部の岡田さん

――このワインを選んだ理由を教えてください。

岡田氏:高品質でお手頃価格なことから弊社で長く親しまれているシャンパーニュを、皆さまにも知って頂きたいと思い選ばせて頂きました。

――生産者や産地には、どんなストーリーや背景がありますか?

岡田氏:生産者であるG.H.マーテルは1869年に設立され、150年以上続く伝統あるネゴシアン・マニピュラン(NM=ブドウを買い付けて自社で醸造する)です。大規模ラグジュアリーグループではなく、4世代にわたり受け継がれてきた家族経営のメゾンであることが特徴です。

 有名なミシュラン星付きレストランの「マキシム・ド・パリ」のハウス・シャンパンを手掛けていたことからも、その安定した品質がうかがえます。また、ランスに所有する歴史的な白亜質の地下セラー(Crayères)は、ユネスコ世界遺産に登録されています。

――このワインにあう最高のペアリングを挙げるとすれば何ですか?

岡田氏:一番合うと思うのは白身魚のフリットです。ビールの親友として有名なフィッシュ&チップスは、実はこのシャンパーニュとも合うんです。シャンパーニュの泡と酸が油を洗い流してくれるので、どんどん食べ進めてしまいます。正統派のペアリングですと、真鯛の昆布締めもかなりおすすめです。昆布の旨味と真鯛の脂がシャンパーニュの酸ときれいに調和します。

――どんな場面で飲んでもらいたいですか?

岡田氏:ラグジュアリーなブランドシャンパーニュのように「特別な日を派手に祝う」というよりも、「大切な人と上質な時間を共有する」シーンに向くシャンパーニュだと思います。黒ブドウが主体のコクのあるふくよかな味わいなので、乾杯だけではもったいない。乾杯の後も食事をしながら楽しんでほしいですね。

テイスティングメモ

甘み: ドライ ●―――― スイート
渋み: 控えめ ●―――― しっかり
酸味: 穏やか ――●―― キリッと
重さ: ライト ――●―― フルボディ