ワインのプロがこっそり教えるベストバイ

ヴォルテクス NV(オレンジ)

価格:2508円(2026年7月6日現在)
ヴォルテクス NV

 ワインを購入しようと売り場を訪れたものの、種類が多すぎてどうやって選んだらよいのか分からない。でも、値段を考えると失敗もしたくない。そんなときに参考にしたいのがプロのアドバイスだ。

 今回は、ワイン専門のECサイト「京橋ワイン」を運営するほか、飲食店や酒販店向けの卸売なども手掛けるワインキュレーション 商品開発部の岡田さんにオススメの1本を伺った。

ワインキュレーション 商品開発部の岡田さん

――このワインを選んだ理由を教えてください。

岡田氏:最近ワインバーやレストランのメニューでよく目にするようになったオレンジワインですが、実はまだ日の目を浴びていない5年前にこのオレンジワインを売り始めました。当時は「まだ早い」と言われながらもなんとか売り続け、今ようやくブームの兆しがあり、満を持してご紹介したいと思い選ばせて頂きました。

――生産者や産地には、どんなストーリーや背景がありますか?

岡田氏:造り手はボルドーの醸造家のオリヴィエ・カズナーヴ氏で、彼は高価で画一的なワインにうんざりし「ボルドーでも美味しくて手頃なワインを造ることができる!」という思いを胸にワイン造りを始め、数々の個性的なワインを生み出し、現在は多くのミシュランの星付きレストランでもオンリストされるまでになりました。そんな彼が手掛けるオレンジワインがこのヴォルテクスです。

 その年の最適な品種を選択するため毎年セパージュが変わるのが特徴です。今回お勧めする2024VTはセミヨン80%、ソーヴィニヨン・ブラン20%のブレンドです。

――このワインにあう最高のペアリングを挙げるとすれば何ですか?

岡田氏:私がお勧めする最高のペアリングは、鶏モモ肉の塩麹焼きと塩麹ポークソテーです。塩麹を塗り込むことでお肉が柔らかくなって旨味がアップし、オレンジワインの滋味深い旨味と非常にマッチします。また、ワインの穏やかなタンニンがお肉の焼き目の香ばしさともよく合います。豚の生姜焼きも相性バッチリです。

――どんな場面で飲んでもらいたいですか?

岡田氏:特別なワインというより日常に寄り添う親しみのあるワインなので、家族や親しい友人とご自宅でテーブルを囲んでカジュアルに飲んでもらいたいです。また、このオレンジワインは有機ワインですが、いわゆるクセがない飲みやすいタイプなので、暑い夏の日のまだ明るい夕方にキンキンに冷やして、コンテやミモレットをつまみながらアペロとして楽しむのもいいですね。

テイスティングメモ

甘み: ドライ ●―――― スイート
渋み: 控えめ ―●――― しっかり
酸味: 穏やか ●―――― キリッと
重さ: ライト ――●―― フルボディ