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日本コカ・コーラ、初のノンアルコールブランド「よわない檸檬堂」発表

2月7日コンビニ先行発売

2022年2月7日 コンビニ先行発売

2022年2月21日 発売

「よわない檸檬堂」について説明する、日本コカ・コーラ株式会社 マーケティング本部 アルコールカテゴリー事業本部 ブランドマネージャー 岸田卓真氏

 日本コカ・コーラは1月25日にオンライン発表会を開き、同社初のノンアルコールブランド飲料「よわない檸檬堂」を2月21日に全国発売するとともに、2月7日よりコンビニエンスストアで先行販売することを発表した。

 日本コカ・コーラの岸田氏によると、同社は2004年ごろにもノンアルコール風飲料を発売しているが、現在のノンアルコール飲料の定義(アルコール度数が0.00%でお酒の味わいを目指した飲料)とは異なる製品であったことから、よわない檸檬堂が同社初のノンアルコール飲料の製品およびブランドになると考えているという。

日本コカ・コーラ「よわない檸檬堂」

発売日: 2022年2月7日コンビニ先行発売、2月21日全国発売
価格: 132円(税別)
内容量: 350mL缶
果汁: 10%未満
アルコール分: 0.00%

日本コカ・コーラ「よわない檸檬堂」

 ノンアルコールRTD(RTD:主に容器入りアルコール飲料を指す)市場は、2017年より継続的な成長を続けており、2021年は2017年比約1.5倍に市場が拡大。近年は自ら飲酒をやめたり飲酒の頻度を減らしたりと、自分や家族の時間の充実や生産性の向上、心身のウェルビーイングを追求する“あえて飲まない”価値観も浸透してきている。

 また、SNSなどでの声を調査したところ、アルコールを飲めない場面で妥協してノンアルコールRTDを飲んでいるのではなく、ノンアルコールRTDをポジティブかつ積極的に楽しむ声が多く見られたという。合わせて、事前の調査において、ノンアルコールRTDに対して、本格的なお酒感があり、ポジティブに楽しめる製品を多くの人が求めていることも分かったという。

 このような価値観の変化や実際の声を受け、ノンアルコールRTD市場はさらなる成長のポテンシャルがある重要な市場と捉え、今回の参入に至ったと説明した。

ノンアルコールRTD市場は2017年比で約1.5倍に成長しており、さらなるポテンシャルがある重要な市場と認識
近年は、飲酒頻度が減少するだけでなく、お酒を飲めるが、あえて飲まない価値観の浸透など、飲酒状況の変化が顕著となっている
SNSなどでの声を調査すると、ノンアルコール飲料を妥協しながら飲むのではなく、積極的に楽しんでいる声が多く見られ、さらなる購買者の増加が見込めることから参入を決めたと説明
コンセプトは、「飲まない日」のポジティブな選択肢を提供する、というもの

 よわない檸檬堂のコンセプトは、「コカ・コーラの清涼飲料作りと、お酒作りの経験を活用した新しいノンアルコールブランドで、『飲まない日』のポジティブな選択肢を提供」するというもので、ジューシーなレモン感としっかりしたレモンサワーらしい風味で、いつものレモンサワーを飲んでいる気分を酔わずにすっきり楽しめるという。

 こだわったのは「そのものの美味しさ」とのことで、レモン果汁に、ジンに使うジュニパーベリーのエキスを馴染ませることで、ジューシーなレモン感と本格的なレモンサワーテストが爽やかに楽しめる味わいを実現しているという。それには、長年の清涼飲料水作りで果汁を扱ってきたノウハウや、近年のアルコール飲料へのチャレンジで得た美味しいお酒の味わいや味わいの作り方などをヒントにしたとのこと。

 ターゲットユーザーは、レモンサワーの味と、飲んだときの気分が好きな人や、自発的にお酒を飲まない選択をする30~49歳の男女を設定。飲用シーンは、まだ家事や仕事を頑張りたい、飲まない日の食事中や食後、酔いたくないが自分へのご褒美がほしい日のリラックスタイムなどを想定しているという。

レモン果汁に、ジンに使うジュニパーベリーのエキスを馴染ませることで、ジューシーなレモン感と本格的なレモンサワーテストが爽やかに楽しめる味わいを実現
ターゲットユーザーは30~49歳の男女で、まだ家事や仕事を頑張りたい、飲まない日の食事中や食後、酔いたくないが自分へのご褒美がほしい日のリラックスタイムなどを想定
よわない檸檬堂に込めた想い
日本コカ・コーラ「よわない檸檬堂」キービジュアル