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「月見にかわって、おいしいよ。」のモスバーガー「月見フォカッチャ」を一足先に食べてみた
メタバース上の仮想店舗「モスバーガー ON THE MOON」も行ってきました
2022年9月9日 18:46
- 2022年9月14日~11月中旬 販売
モスバーガー(モスフードサービス)は、「月見フォカッチャ」を9月14日から11月中旬までの期間限定で販売する。
発売前に開かれた記者発表会では、「月見フォカッチャ」とそのほかの新商品に加え、メタバース上の月面空間にオープンする初の仮想店舗「モスバーガー ON THE MOON」などについても説明がなされた。
モスバーガーの秋商品(9月14日~11月中旬)
・「月見フォカッチャ」(520円)
・「もも ジンジャーエール」(Sサイズ270円/Mサイズ340円/Lサイズ410円)
・「ひんやりドルチェ カップ いちごムーズケーキ」(340円)
モスバーガーの新作「月見フォカッチャ」を試食
マーケティング本部 商品開発部長の濱崎慎一郎氏は、まず「フォカッチャ」シリーズは2000年の初登場以降、モスバーガーで人気の商品であり、2021年9月に7年ぶりに復活販売した「バーベキューフォカッチャ」が約180万食を売り上げていることを説明。このことから、今秋もリニューアルした商品を期間限定で販売することになった。
2021年の商品と比べて今回の「バーベキューフォカッチャ」は、馬蹄型ソーセージとフォカッチャをボリュームアップ。ソースにはきのこ(マッシュルーム)を加えて秋らしさを演出し、コーヒー豆を隠し味に加えることでコクと深みをプラスした。
そして「バーベキューフォカッチャ」をベースに新登場するのが「月見フォカッチャ」だ。モスバーガーオリジナルの半熟風たまごをトッピングし、満を持して「月見バーガー」カテゴリに参入。濱崎氏は「秋に各社の月見バーガーを制覇する人がいると聞いております。当社の月見フォカッチャも加えて、月見バーガーをコンプリートしていただければと思います」と語った。
この「月見フォカッチャ」は単品のほか、7月に発売した「枝豆コーンフライ」とドリンクセットにした「秋トクセット」(850円)でも提供。セットで購入することで最大250円お得になる。
9月14日から平日の10時30分~15時限定で「昼割セット」も販売。対象のハンバーガー類とフレンチフライポテトS、セットドリンクMの組み合わせが、各ハンバーガーの価格にプラス390円と、従来の「ポテトS・ドリンクセット」の410円よりも20円お得になる。対象のハンバーガーは月見フォカッチャ、バーベキューフォカッチャ、モスバーガー、テリヤキバーガー、モス野菜バーガー、フィッシュバーガーの6種類。
また、9月14日~11月中旬の期間限定で「もも ジンジャーエール」も新発売。福島県産の白桃を使った果肉たっぷりのソースをジンジャーエールで割り、桃の食感や甘い香りを楽しめるドリンクに仕上げた。雹や霜で表面が傷ついた桃も加工してソースに使用するなど、モスバーガーでは福島県の桃農家を支援する活動を行なっている。
同じく9月14日から定番商品として、「ひんやりドルチェ カップ いちごムーズケーキ」も登場。小麦、乳、卵を使用せず、米粉、豆乳加工品、植物由来の甜菜糖を使用することで、乳製品や白砂糖が苦手な人にも味わってもらえる商品にした。
発表会では、これらの新商品の試食が提供された。「月見フォカッチャ」はバーベキュー味のソースが濃厚で味わい深く、半熟風たまごと一緒に食べることでマイルドな味わいに。馬蹄型のソーセージはパリッとした食感で食べ応え十分。ベースがフォカッチャなので、たっぷりの具材も意外とサクッと食べられた。
そして「もも ジンジャーエール」は桃味の炭酸ドリンクでスッキリとした味わい。ストローで吸うと桃の果肉が口にいっぱい入ってくるので、果肉の食感も楽しめた。
また「ひんやりドルチェ カップ いちごムーズケーキ」は、冷凍のままだとアイスっぽく味わえ、少し解凍するとムースの食感に。小麦を使わず優しい甘さなので、ちょっとした気分転換におすすめだ。
メタバースの仮想店舗「モスバーガー ON THE MOON」に行ってきた
新商品のマーケティングについては、上席執行役員 マーケティング本部長の安藤芳德氏が説明した。新商品の「月見フォカッチャ」に合わせて、この秋のテーマを「月」と定め、「美少女戦士セーラームーン」を起用した新CMを放映。
また、デジタル施策として、人気VTuberの星街すいせいと、音楽プロデューサーのTAKU INOUEによる音楽プロジェクト「Midnight Grand Orchestra」とコラボ。今回のために書き下ろした新曲「Moon lightspeed」を「モスバーガー 恵比寿東店」「モスバーガー 渋谷道玄坂店」「モスバーガー 渋谷公園通り店」のBGMとして、9月21日まで放送する。今回のコラボにあたって開設した特設サイト「MIDNIGHT GRAND MOS BURGER」などでは、オリジナル動画を限定公開。
「月見フォカッチャ」のターゲットは30~40代の女性や若年層。「30~40代の女性が親近感を抱くキャラクターとして『美少女戦士セーラームーン』を。もっと若いZ世代に向けては、メタバースで作っているデジタル用の動画をWeb限定で公開します。デジタル広告はテレビCMと違ってあらかじめ枠を確保しておく必要がないので、今回の動画の評判がよければ、いろんなところで使ってみようと思っています」と安藤氏。
テーマの「月」はメタバース上の仮想空間にも及び、ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」上の月面空間に、モスバーガー初の仮想店舗「モスバーガー ON THE MOON」をオープン。9月14日~16日には都内3店舗で、メタバース体験ができるイベントを実施する。体験用に2台のVRゴーグルを用意し、順番で体験できる。所要時間は5~10分程度を予定。「月見フォカッチャ」を始め、「もも ジンジャーエール」や「モスシェイク バニラ」「枝豆コーンフライ」の製造を体験できる。
モスバーガーのメタバース体験
実施期間: 2022年9月14日~16日
実施店舗:
・モスバーガー恵比寿東店(9時~11時)
・モスバーガー渋谷道玄坂店(13時30分~15時30分)
・モスバーガー渋谷公園通り店(17時~19時)
発表会ではメディア向けにメタバース体験会を実施。リアルとメタバース内両方のスタッフのサポートにより、「月見フォカッチャ」を作ることができた。
夜にはメタバース上でも、リアルと同様の記者発表会と新商品の製造体験会が実施されたので、VRゴーグルを持っている筆者も参加してみた。モスバーガーのワールドは、ステージと仮想店舗で構成。ステージでは昼間と同様の記者発表会を実施。登壇者や出席者の声が身近に聞こえるので、それぞれの反応がよく分かって盛り上がった。
その後、仮想店舗で製造体験会が行なわれた。地球を背景にした「モスバーガー ON THE MOON」は、実際のモスバーガーの店舗を忠実にメタバース上に再現した空間。その店舗のキッチンに入り、作り方にそって「月見フォカッチャ」を作っていく。VRの操作に慣れていないと、食材を持つことからして苦戦するはず。
筆者はフォカッチャをオーブンで焼いたり、ソーセージを茹でたりするのに苦労した。最後に内袋に入れて完成。作った「月見フォカッチャ」は、店内やテラスで食べることもできる。作り方は店内に貼ってある「月見フォカッチャの作り方」を参照しよう。
なお、VRゴーグルを持っている人なら、24時間、365日いつでもメタバース上の仮想店舗を訪れることが可能。「VRChat」にアクセスしたら、メニュー画面内「World」の「search」で「mos」を検索すると、サムネイルが表示される。VRゴーグルを持っている人ならぜひ「モスバーガー ON THE MOON」を訪れて、「月見フォカッチャ」作りを体験してみよう。
©武内直子・PNP・東映アニメーション
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