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デニーズの冷凍食品「Denny's Table」に新商品登場

「低温調理のポーク」「ロールキャベツ」など

2022年10月17日 発表

2022年10月18日から順次発売

Denny's Table新商品とアレンジレシピ作例

 セブン&アイ・フードシステムズは、冷凍食品「Denny’s Table(デニーズテーブル)」の新商品を10月18日より順次発売する。

 セブン&アイグループのレストラン「デニーズ」のブランドを冠する冷凍食品シリーズで、今年5月から第1弾として9製品を展開しているが、今回は新たに9製品が追加される。

 販売は全国のデニーズ店頭のほか、イトーヨーカドーネット通販や一部の外部スーパーマーケットで取り扱われる。

冷凍食品販売はコロナ禍の期間に大きく伸びたとのこと

「Denny's Table」は単にお手軽というだけでなく、「よりおいしく、選べる楽しみを提供する冷食へ」をテーマに展開する冷凍食品シリーズ。価格は税込で1品580~753円と一般的な冷凍食品と比べると安くはないが、洋食が人気のデニーズの技術を活かし、その味を最大限に家で楽しめる商品として開発されている。

 たとえばビーフシチュー製品は1食753円と、レトルト食品などに比べるとかなり高額だ。しかし常温保存するために密封したあとに加熱加圧殺菌するレトルト食品は、調理するうえでは必要ない熱も加わってしまい、たとえば肉はほろほろに崩れやすくなるまで加熱されてしまう。

 それに対して冷凍食品は、普通の調理と同じだけの加熱しかしないで済む。そのため、シチューやハンバーグといったメニューも、ドミグラスソースと肉でバランス良く加熱調理されたものを味わえるのが特徴となっている。

各商品は解凍方法に合わせたパッケージングがされている

 新たに発売する商品は以下の9商品。価格はいずれも税込みで、特記がない限り発売は10月18日。

「Denny’s Table(デニーズテーブル)」新商品

・「低温でじっくり仕上げた三元豚のしっとりロゼ色ポーク」(753円)
・「パッケリ~牛挽肉のボロネーゼ~」(494円、10月21日発売)
・「パッケリ~トマトクリーム アメリケーヌ仕立て~」(494円、10月21日発売)
・「スープで楽しむチーズinロールキャベツ~コンソメ仕立て~」(537円、11月21日発売)
・「スープで楽しむチーズinロールキャベツ~クリーム仕立て~」(537円、11月21日発売)
・「スパイス香る 欧風ビーフカレー」(680円)
・「ビーフストロガノフ」(680円)
・「オマール香る海老ドリア~ターメリックライス」(580円)
・「北海道産3種チーズの海老グラタン」(580円)

こちらは第1弾製品ラインナップ

 このほかにもデニーズ店頭で「和風ビーフシチュー」として売られていた製品は、商品名とパッケージをリニューアルし、「デニーズで愛されているビーフシチュー」(753円)として外部スーパーなどでの販売される。

 基本的にいずれの製品も湯煎もしくは電子レンジで加熱解凍するが、「低温でじっくり仕上げた三元豚のしっとりロゼ色ポーク」だけは加熱解凍は厳禁で、不必要にドリップが出ないよう、冷蔵庫で8時間かけて解凍することが推奨されている。なお、電子レンジと湯煎の両方に対応する商品も、まんべんなく加熱できるため、湯煎の方がオススメとのことだ。

ビーフシチュー。肉も野菜もほどよい火の通り具合。家ではなかなか再現できない完成度のソースだ

 新商品説明会では、ビーフシチュー、パッケリ(トマトクリームアメリケーヌ仕立て)、ロゼ色ポーク、デミグラスハンバーグ(既存製品)、ロールキャベツ(コンソメ仕立て)、さらに既存製品のアレンジ料理を試食することができた。

ハンバーグ。こちらもデミグラスソースの完成度が高いが、チーズのせなどいろいろなアレンジにも向きそう

 発売済みのDenny's Table製品で人気のあるビーフシチューとデミグラスハンバーグは、デニーズ店頭と同じデミグラスソースをほぼそのまま味わえる。デニーズというと国内の洋食レストランチェーンの老舗であり、そこで洗練され続けてきたデミグラスソースは、自宅で作って再現できるレベルではない、間違いのない味だ。

パッケリ。写真では大きさが伝わりにくいが、ナイフで切り分けないと食べにくいほどのサイズ感

 パッケリは1つ1つが一口では食べきれないほど大きなパスタを使用している。こちらも手の込んだソースが使われているが、パッケリはややめずらしいパスタでもあり、ゆで加減も難しく、それが気軽に楽しめるのはありがたい商品だ。

ロールキャベツ。スープも入っているので、寒い日にも最適

 ロールキャベツは「ザ・ロールキャベツ」だ。スーパーなどでも冷凍のロールキャベツはよく売られているが、それはタネだけなのに対し、こちらはスープも込みで温めるだけで完成するので、手間はだいぶ省けるし、味付けの完成度も高い。

ロゼ色ポーク。解凍後、表面を軽く焼いてから切り分けている。つまりパッケージ内は塊肉状態

 ロゼ色ポークは、低温調理で桜色になる程度の絶妙な加熱調理された豚肉だ。塩こしょうの味付けはシンプルかつ最小限で、豚肉自体を最大限に味わえるようになっている。解凍に時間のかかる商品だが、この絶妙な火加減の豚肉を自分で作ることを考えると、かなりの手間を削減できる商品である。

左が「キーマカレー」を使ったサンドイッチ、「白いソースのハンバーグ」を使ったアレンジメニュー

 Denny's TableのWebサイトでは、商品のアレンジレシピも公開している。

 どの商品もそのままでも十分に楽しめるが、盛り付け時に少し手間を加えることで、見た目や味わい方にバリエーションを追加しよう、という考えだ。パッケージをそのまま皿に出して並べるより、少しアレンジして野菜やほかの食材を加えれば、1食分のパッケージでも、2人分や3人分にも分けて提供しやすい、といったメリットもある。