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スシロー、信頼回復に向けた取り組みを発表

アプリなどで品切れ告知、従業員教育を徹底

2022年11月1日 発表

 スシロー(FOOD & LIFE COMPANIES)は11月1日、昨年後半から問題視されていた不適切な告知について謝罪するとともに、信頼回復に向けた取り組みを発表した。

 同社を巡っては、2021年9月~12月に実施されたキャンペーンにおいて、品切れが発生していたにも関わらず、テレビCMなどで告知を続けたことが問題となり、2022年6月に消費者庁から措置命令を受けることになった。さらに、7月にも生ビールジョッキ半額のキャンペーン実施に際し、一部店舗で開始前に店内告知を行ない、返金対応を実施するなど、利用者への告知方法に課題を抱えた状態になっていた。

 今回発表された取り組みでは、景品表示法の理解や遵守を徹底するために従業員の教育機会を増やすとともに、販促物の作成において新たな表示基準を設ける。さらに、キャンペーン商品については、販売総量を明示し、期間中に品切れとなった場合には、公式アプリやWebサイト、店頭の受付画面などを通じて利用者に分かりやすく告知する。

 こうした制度面、システム面の整備に加え、店舗で新しく定めたガイドラインの教育を定期的に実施するとともに、店舗社員数を増やすことでスタッフ教育にあてる時間を確保し、従業員の働き方改革への取り組みを強化するとしている。