ニュース

日高屋、創業50周年記念の「日高ちゃんぽん」を3月1日発売

2023年3月1日 発売

日高ちゃんぽん

 中華食堂日高屋(ハイデイ日高)は、2月に創業50周年を迎えることを記念した特別メニュー「日高ちゃんぽん」を3月1日に発売する。価格は690円。4月上旬~中旬頃までの期間限定での提供となる。

 同社は、中華鍋を使用したメニューを中心とした「来来軒」として創業し、その後、ラーメンを中心とした「ラーメン館」で事業を拡大。両ブランドのノウハウを“ちゃんぽん”して誕生したのが「日高屋」とされる。

 こうした背景もあり、50周年記念の特別メニューとして開発されたのが「日高ちゃんぽん」となる。とんこつベースのスープに魚介系の旨みを加え、日高屋オリジナルの喜多方風太麺を使用。その上に中華鍋で炒めた豚肉、キャベツ、白菜、玉ねぎ、にんじん、ブロッコリー、エビ、イカ、あさり、かまぼこが乗せられている。

 同社としては、とんこつベースの魚介系スープを使うのは初めてのこと。トッピングの「秘伝の辛味噌」(50円)を追加しての味変もオススメだという。

 3月1日からは「冷凍生餃子5人前 標準30個入」をテイクアウトで購入すると、通常の700円から50円引きの650円となるキャンペーンが実施される。こちらも期間限定の施策となり、3月いっぱいで終了となる見込み。

 このほか、2月1日~28日の17時~24時に日高屋を利用すると、抽選で4000名にdポイントを最大1万ポイントプレゼントするキャンペーンも実施される。こちらは事前のエントリーが必要で、700円以上の支払いが条件となる。焼鳥日高ではPayPayを使って1500円以上の支払いを行なうと、50円を還元するキャンペーンも実施される。

 1月31日に都内で開催された発表会には代表取締役会長の神田正氏と代表取締役社長の青野敬成氏が登場。

代表取締役会長の神田正氏(右)と代表取締役社長の青野敬成氏(左)。神田氏はこれまでの50年を情熱の「情」、青野氏はこれからの50年を人本経営の「人」に例えた

 神田氏は、創業からの50年を振り返り、「サラリーマンが弁当を持たずに出かけるようになった。当時、駅前には屋台があったが、これも無くなっていくと見た。そのお客さんを追っていこうと思ったのが日高屋」と語る。

 これが当たり、次々に店舗数を増やしていったが、同氏は「10店舗、20店舗のときは私利私欲だったが、80歳を過ぎて世の中の見る目が変わり、今は3つの目標がある」とした上で、「従業員を幸せにすること、地域の人に喜んでもらうこと、株主に喜んでもらうこと」を基本理念に掲げるとする。中でも従業員の給与については、5~10%のベースアップと、インフレ手当の支給を検討しているという。

 続いて登壇した青野氏は、今回の特別メニューの概要を紹介しつつ、今後の取り組みについても紹介。同氏によれば、2月以降、1年を通じてさまざまなイベントを実施していくとのことで、お客様相談室へのリクエストが多いメニューの復刻版をいくつか用意する方針。詳細については改めて発表するとしている。

 発表会では、「日高ちゃんぽん」を一足早く試食する機会があった。全般的に脂っこいメニューが多い印象の日高屋の中にあっては、あっさりとしたスープにたっぷりの野菜とシーフードが組み合わせられており、ひときわヘルシーに感じられた。

 青野氏によれば、同店の利用者は店内飲食の場合で65:35で男性が多い一方、コロナ禍で注力したテイクアウトでは70:30で女性が多いのだとか。期間限定とはいえ、ヘルシーな「日高ちゃんぽん」を販売することで、店内飲食での女性比率アップも見込めそうだ。

途中で「秘伝の辛味噌」を追加しての味変もオススメとのこと