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コーヒー+立ち寝ボックスでパフォーマンス改善、ネスレが提案

2023年8月22日 取材

giraffenapでの立ち寝

 ネスレ日本は8月22日、東京・原宿の「ネスカフェ 原宿」に期間限定で設置している立ったまま昼寝する仮眠用ボックスの体験席に関する発表会を開催した。

 店内中央に8月22日~9月17日にかけて設置されている立ち寝スタイルの仮眠用ボックス「giraffenap(ジラフナップ)」は広葉樹合板が開発したもの。足裏、すね、臀部、頭部の4点で体を支持し、立った姿勢に近い状態で仮眠できる。

 ネスレでは、短い仮眠の前にカフェインを含むコーヒーを飲むことで、起きた頃にシャキッと目が覚め、パフォーマンスの改善が期待できる「コーヒーナップ」を提案するために今回の体験企画を実施することにしたという。

店内には4台のボックスが設置されている
座面などはスイッチで上下させられる

 利用料金はコーヒー1杯+席の利用で825円で、体験時間は約30分となっている。店内には、近未来をイメージした「スペーシア」と森の中をイメージした「フォレスト」の2モデルが2台ずつ設置されており、専用サイトから予約した上で利用する流れとなる。空席がある場合はその場で利用を申し込むこともできる。

ボックスに入る前にコーヒーを1杯飲む

 実際に体験してみた感想としては、やはりあまり眠気がない状態では入眠には至らず、寝落ちしそうな状態で利用するのが良さそうだ。独特の立ち寝スタイルについては、思っていたより不自然な感じもなく、たしかに20~30分ほどの昼寝であれば大丈夫そうに感じられた。

ネスレ日本 飲料事業本部 レギュラーソリュブルコーヒー&システム、ギフトボックスビジネス部 部長の高岡二郎氏(右)と広葉樹合板 常務取締役の野原嘉人氏(左)