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スーパードライのおいしさを追求した「KEEL'S BAR」、お茶の水に20日オープン

2024年2月20日~

「クリスプ注ぎ」でスーパードライのおいしさを追求

 東京・御茶ノ水駅近くに2月20日、アサヒビールのスーパードライのおいしさを追求したビアホール「KEEL'S BAR(キールズ・バー)」がオープンする。

 同店オーナーの原田豊氏は、元アサヒ社員でスーパードライを愛する一人。これまでにも“日本一おいしいスーパードライを目指す店”として「新橋DRY-DOCK」をオープンするなど、いかにスーパードライをおいしく飲めるようにするかにこだわってきた。

 今回KEEL'S BARがオープンする場所では、元々アサヒビールが直営店の「お茶の水テラスSUPERDRY」を営業していたが、同社の撤退を受け、原田氏がその場所を引き継ぐ形になった。

オーナーの原田豊氏

 同氏によれば、ビールはつくり手の腕前も重要だが、飲む直前の注ぎ手(シャンクマイスター)の腕前によって大きく味わいが変化する。最初にビールの液体だけを入れ、その上に泡を乗せる「シャープ注ぎ」は、誰でも簡単に一定のクオリティのビールを注げるとして広く普及しているが、KEEL'S BARでは、勢いよくビールを流し込むことで自然な泡を作り上げる伝統的な手法とされる「クリスプ注ぎ」にこだわった。

 提供時の温度が最もおいしく感じられる1.6℃になるように冷却装置や配管など、ビールサーバー内の構造を設計し、グラスの洗浄や温度管理も徹底。内部のビールラインも流速を高めるために特別に発注したものを使用しており、正しくクリスプ注ぎを行なうには熟練も必要になるという。

グラスは0.3℃にキープ
スーパードライ用のビールサーバーは付け根が氷で冷やされている

 原田氏は、クリスプ注ぎによって作られた泡は軽く、ビール本来の風味をしっかりと感じられると語る。ビールの原点への回帰がテーマなのだとか。

 同店では、約420mlのスタンダードなスーパードライ専用グラス(1杯740円)に加え、カウンター席限定で約250mlのショットグラス(1杯420円)を用意。小さめのグラスで飲むケルシュの立ち飲みの常連客のスタイルを取り入れたもので、すぐに飲みきれることから、途中で泡が抜けきることもなく、一口目のビールのおいしさだけを楽しめる。

スーパードライ用のショットグラスで飲めるカウンター席が一等席

 ビールにあわせる料理については、ザワークラウトやアイスバイン、ソーセージの盛り合わせといったドイツ料理に加え、イタリアンを出していたお茶の水テラスSUPERDRY時代のピザ窯を受け継ぎ、本格的なピザなども楽しめる。

 所在地は東京都千代田区神田駿河台2-1-20 お茶の水ユニオンビル1F。当初は夜の営業のみとなるが、26日からはランチ営業も行なう予定とのこと。

アイスバイン
ソーセージの盛り合わせ