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松屋、ポーランド大使館とコラボした「ポーランド風ミエロニィハンバーグ」を食べてみた

濃厚なポーランド風ソースでご飯が進む!

2024年4月23日10時 発売

松屋「ポーランド風ミエロニィハンバーグ定食」

 牛めし・カレー・定食・その他丼の「松屋」(松屋フーズ)は、ポーランドの家庭の味を再現した「ポーランド風ミエロニィハンバーグ」を4月23日10時から期間限定で販売する(4週間前後を予定)。

松屋「ポーランド風ミエロニィハンバーグ」

・「ポーランド風ミエロニィハンバーグ(ライス・みそ汁付き)」(830円)
・「ポーランド風ミエロニィハンバーグ定食 (ライス・みそ汁・生野菜付き)」(930円)

 本メニュー誕生のきっかけは昨年末にポーランド大使館から「ポーランドの食文化を松屋の力で広められないか」という旨の連絡があり、それからメニュー考案・開発を進め、今回の発売に至ったという。

松屋フーズ 販売促進企画部 販売促進企画グループ チーフマネージャー 熊谷雄樹氏

 ポーランド料理店のようなものはなかなかなく、レシピ本やインターネットで調べつつ、ポーランド大使館で郷土料理を食べさせてもらうなどの手探り状態で開発を進め、最終的に日本のご飯にも合うようなメニューが完成。

 ポーランド大使館側に試食してもらったところ、「ポーランドを思い出させてくれる味」と好評で、そこでミエロニィハンバーグという名前も決まったという。

 ラードをたっぷり使用して牛鶏豚の旨味をしっかり引き出せるような設計を重ね、豚脂の味わいやヨーグルトのさわやかなクリーミィさ、スパイス・カレー粉などを組み合わせ、ご飯にも合うように醤油なども加えた濃厚な一品に仕上がっている。

 2月に一部店舗でテスト販売を行なったところ、1週間で目標の1.5倍の売り上げと好評だったことから今回の全国発売に至った。なお、発売を記念して4月23日10時~5月7日10時の期間で50円引きになるクーポンを松屋フーズ公式アプリで配信する。

 当初はポーランド伝統の煮込み料理「ビゴス」を意識していたが、ザワークラウトをご飯に合わせるのが難しく、最終的にポーランド風味付けのハンバーグという松屋流ポーランド料理になった(ハンバーグソースの味付けはビゴスも意識しているとのこと)。

 ちなみにポーランド料理には「コトレット ミエロ二ィ」というメンチカツのような料理もあるが、そちらは今回は意識していないそう。

濃厚なソースとバターライスの組み合わせが絶妙

 記者も試食したが、牛/豚/鶏のエキスが溶け込んだ濃厚でクリーミィなソースがハンバーグやマッシュルームに絡み、とてもご飯が進む料理に仕上がっていた。

 スパイスなどの各種隠し味がよいアクセントになっており、胡椒をふりかけたバターライスがまた絶妙な組み合わせ。「ご飯に合うポーランド料理」というコンセプトがよく実現されていると感じた。

 松屋の世界の料理シリーズは今回が9か国目。ジョージアのシュクメルリのヒットが記憶に新しいが、ほかにもフランス/イタリア/タイ/台湾/韓国/ペルー/マレーシアなどさまざまな国のメニューを発売しており、現在はアルゼンチン/リトアニア/オーストリアの企画が進行中だという。松屋流のご飯に合う海外料理が開発できれば今後もどんどん出していきたいとしている。