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セブン-イレブン、計17アイテムのチョコレート商品を発表
有名チョコレートブランドとのコラボ商品など
2025年1月22日 10:32
- 2025年1月21日~
セブン-イレブン・ジャパンは1月21日、「セブン-イレブン 2025年新作チョコレート商品発表会」を開催。「甘くてしあわせ チョコdeいっぱい!」をテーマにした、明治、森永製菓、ロッテの人気チョコレートとのコラボ商品や新商品を発表した。
発表会にはセブン-イレブン ジャパンの宮賢二氏が登壇。まず現在の消費動向やセブン-イレブンの取り組みについて説明し、新商品の紹介を行なった。
昨今の物価高で多くの人が節約意識を高めているものの、「お金を掛けたいものランキング(博報堂生活総合研究所「2025年 生活気分」調査より)」によると、1位の旅行、2位の貯金に次いで、3位が普段の食事、4位が外食と、食に関する支出意欲の高さがうかがえる結果となっている。
「旅行や趣味などの自分への投資にお金を使う一方で、日常で接点の多い食事を大事にする意識もあることを再認識しています」と宮氏。このような消費動向を受けて、値頃感のある商品を発売することはもちろん、季節の変化を食で感じてもらう季節祭典やイベント、今まさにブームとなっているコラボを通して、顧客に買い物の楽しさやワクワク感を提供する企画を実施する。
チョコレートマーケットは2023年に年間6000億円となり、2037年までに2.8倍に成長すると予測されている。秋からバレンタインにかけて消費が高まることから、昨年11月に第1弾のコラボ商品を発表した。それが明治のアポロ、森永製菓のダース、ロッテのガーナという、長年親しまれている人気チョコレートブランドだ。
「チョコレートマーケット全体を活性化したいという思いから各社に話を持ちかけ、ライバル関係を超えて一緒にチョコレートスイーツを盛り上げていくことに賛同してもらえた」と宮氏はコラボのきっかけについて語った。
それらコラボ商品の反響は著しく、Xの投稿は通常の約6倍になるなど、多くの手応えが得られた。その第2弾が今回の商品だ。
コラボ商品5アイテムを販売
今回は洋菓子だけに限らず、和菓子、パン、アイス、ドリンクと、チョコレートスイーツのカテゴリーを拡大。商品は多岐に渡り、計17アイテムを用意する。その中で明治、森永製菓、ロッテとのコラボ商品は5アイテムになる。
まず森永製菓の「白いダース」と、セブン-イレブンのもちもちしたシュークリーム「もこ」とのコラボが「白いダース ホワイトチョコもこ」だ。ホワイトチョコクリームとホワイトチョコガナッシュの2層のクリーミーなホワイトチョコを、もっちりとした白もこ生地で包んだ。
ロッテの「ガーナ」とコラボした和スイーツ「ガーナ ショコラ大福 ミルクチョコクリーム&ガナッシュ」は、もちもちの柔らかい餅生地の中に、ガーナのミルクチョコクリームとガナッシュをたっぷり入れた。
ガーナとコラボしたパン「ガーナ カカオdeショコラ」もあり、ガーナのミルクチョコクリームと生チョコ入りホイップクリームの2層のチョコの味わいが楽しめる。
このほか、昨年の第1弾で発売された明治とのコラボの「アポロみたいな いちごチョコケーキ」と、森永製菓とのコラボの「白いダースちぎりパン」も再販。アポロみたいな見た目と森永ダースの12個の粒チョコレートのフォルムを模した形の商品は、いずれも再販要望が強かった商品だという。
チョコレートアイテムはセブンプレミアムでも展開。夏だけでなく冬にも売上を伸ばすアイスクリームは、セブン-イレブンではスイーツという位置づけ。かき氷の象徴的な商品の「白くま」は、ホワイトチョコのわらび餅とミニマシュマロ、チョコアイスをトッピングした「7P ホワイトチョコ 大好きな真っ白な白くま」に。人気のチョコレートバーもホワイトチョコアイスの中にホワイト生チョコソースを入れた「7P 白い生チョコバー」として発売する。
コラボ商品や新食品を試食
発表会ではこの中から「アポロみたいないちごチョコケーキ」「白いダースホワイトチョコもこ」「ガーナ カカオdeショコラ」「7P 白い生チョコバー」の4商品を試食することができた。
いずれも2層、3層になったチョコレートが味わい深く、満足感が得られた。中でも一番のお気に入りは「白いダースホワイトチョコもこ」。生地がもちもちしていて口当たりが良く、中のクリームもたっぷりで贅沢感があった。
「アポロみたいないちごチョコケーキ」と「ガーナ カカオdeショコラ」は中に入ったガナッシュの食感が面白く、「7P 白い生チョコバー」は表面をホワイトチョコでコーティングしており、パリパリ食感のあと、中に入った生チョコがとろりと出てきて意外性があった。なめらかな生チョコは油断しているとこぼしそうになるので要注意だ。
メーカー担当者がコラボについて説明
コラボしたメーカーの担当者も登壇し、各チョコレートと今回の取り組みについて説明した。
まず、明治のアポロは、いちごとチョコの2層構造になった小さくて可愛いチョコレート。発売はアポロ11号が月面着陸した1969年で、アポロチョコレートの発売が決定後、月面着陸に成功したことから、大急ぎでアポロ11号に似た形のチョコレートを開発したのだそう。2019年には50周年を迎え、昨年の55周年にセブン-イレブンとコラボを行なった。
「通常品の本体に似せた形にし、シールにもアポロのいちごドット柄が入っています。昨年の発売時には見た目の可愛らしさと、アポロらしいいちごとチョコレートの味わいが好評で、実際のアポロとトッピングしてSNSに投稿していただくなど、独自のアレンジを楽しむお客様も多かったです」と明治の杉山詩織氏。
そして森永製菓のダースは、まだ板チョコが全盛期だった1993年に発売された。ひと口サイズの大きさと角を取った形状で、いつでもどこでも食べやすいところが特徴。2001年に現在の「DARS」というロゴにネーミングを変更した。
「森永製菓独自のCCX製法で、ミルクのコク、チョコレートのキレの良さ、滑らかな口どけが味わえるようになっています。昨年も好評でしたが、バレンタインの最重要時期にダースとして、もっと多くのお客さまに親しんでいただきたいと思っております」と森永製菓の吉積優氏。
1964年2月に発売されたロッテのガーナは、昨年60周年を迎えた。この先、80年、100年と愛されるブランドであってほしいという願いから、昨年から「ハッピーはチョコレートから」というスローガンを掲げる。昨今のご褒美ニーズを満たすべく、「プレミアムガーナ」というサブブランドも提供。
「今回のコラボでは、パンや和菓子でもガーナが楽しめるという新しさとワクワク感をお客さまにお伝えしたいと思っております。パンのカカオdeショコラはしっかりチョコレートのおいしさが楽しめる満足感のある味わい。和菓子のショコラ大福はお餅の部分を限界まで薄くしてたっぷりとチョコレートクリームを入れた贅沢さが味わえる商品になっています」とロッテの光山京太氏。
このほかの商品ラインアップは以下の通り。
・濃厚なショコラケーキの「かじるショコラケーキ 生チョコ仕立て」
・口どけの良いエクレア皮の「カスタードエクレア」
・チョコムースに生チョコなどをトッピングした「生チョコがのったチョコパフェ」
・ココアシフォンケーキにホイップクリームを盛りつけた「ふんわりココアシフォン」
・もっちり食感のミルクわらび餅「もっちりチョコわらび」
・チョコレートを練りこんだもちもちのどら焼き「ショコラ生どら焼 ガナッシュ&クリーム」
・GODIVA社監修のショコラドリンク「ゴディバ監修 ショコラオレ / ゴディバ監修 カフェモカ」
・パティシエ・鎧塚俊彦シェフ監修ドリンク「TOSHI YOROIZUKA Septrêves ショコラオレ」
・チョコホイップと生チョコを包んだ冷凍クレープ「7P ショコラクレープ」
なお、1月28日~2月14日には、抽選で50名にQUOカード1万円分が当たるSNSでのキャンペーンを実施する予定だ。詳細を確認して応募しよう。