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ダイドー、鬼滅の刃コラボ第2弾は新開発の専用商品で勝負
2025年6月17日 18:33
- 2025年6月17日 発表
ダイドードリンコは6月17日、鬼滅の刃とコラボした新商品に関する発表会を開催し、代表取締役社長の中島孝徳氏らが発売の背景を説明した。
同社では、2020年10月にも鬼滅の刃とのコラボ商品を発売。3週間で5000万本を販売する人気商品となった。中島氏は、「従来の缶コーヒーはアラフォー男性が中心だったが、鬼滅缶はメインユーザーの枠を越えて若年層や女性も購入し、缶コーヒー市場を活性化できた」と振り返る。
同氏は、5年ぶりのコラボの背景として、同社が掲げる「こころとからだに、おいしいものを。」というブランドメッセージの下で元気やワクワク、サプライズを届けられる商品であることと、7月18日に公開される劇場版「鬼滅の刃」無限城編を一緒に盛り上げたいという思いが重なったと説明する。
前回は看板商品の「ダイドーブレンド ダイドーブレンドコーヒーオリジナル」の45周年を記念した商品となっていたが、今回はコラボ専用商品として新たに「アイスラテ」と「みかん水無糖」を開発。中島氏は「ファンの期待を上回る元気、ワクワク、サプライズを感じていただける商品」だとアピールしている。
アイスラテでは、自販機向けに12種類、自販機以外の販路向けに8種類の合計20種類のデザイン缶を用意。みかん水無糖では、自販機向け、その他販路向けに各6種類の合計12種類のデザインペットボトルを用意。
マーケティング部 部長の坂本大介氏によれば、アイスラテの自販機向け商品では各キャラクターの持つ戦いへの思いを伝えるデザイン、その他販路向けの商品では作中のこれまでの戦いと成長の軌跡を捉えたデザインとするなど、細部にもこだわってデザインしたという。
既存商品でコラボした場合、オリジナル商品のデザイン要素を残す必要があるが、コラボ専用商品として開発することで、無駄な要素を省略し、鬼滅の刃の世界観をとことん追求できるようになった。
その味わいについて中島氏は「甘さを抑えめにしているのですっきり飲める。ミルクにもこだわっており、深いコクがある。ラテとしておいしく飲める」と評している。
また、みかん水無糖では、容器としてペットボトルを採用。こちらは、自販機向けでは各キャラクターの人間らしさも伝わる豊かな表情を散りばめ、魅力を詰め込んだデザインを目指す一方、その他販路向けではキャラクターたちの掛け合いやつながり、絆による心情変化などのストーリーや名シーンが表現されている。
こちらの味わいについて坂本氏は、「コーヒーユーザー以外にも幅広くというところからスタートした。和を感じる果実で検討を進めるなかで、最も表現できるということでみかんに辿り着いた。無糖なので、どんなシーンでも飲んでいただける。非常に清涼感があり、普通の水よりも暑い時期に飲むとさわやかな後味を感じられる」としている。
坂本氏は、自販機の面白さとして、どのデザインが出てくるのか分からないワクワク感があるとしながら、6月30日~9月30日にかけて抽選で各種オリジナルグッズが当たるキャンペーンを実施することを明らかにした。
対象商品を購入し、スマートフォンのカメラで商品に記載されているQRコードを読み取り、ポイントを貯め、好きなコースに応募する形で、「本物の鍛冶職人が作る風鈴」や「おそろいTシャツ&サコッシュ」といった賞品が用意されている。
なお、発売日は6月30日とされているが、自販機向けの商品については17日から順次販売される。
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable