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スシロー、ジモメシ第3弾「能登小木港いかのせ いか白湯醤油ラーメン」

2025年9月10日 発売
能登小木港いかのせ いか白湯醤油ラーメン

 スシローは、“ジモメシ”プロジェクト第3弾となる「能登小木港いかのせ いか白湯醤油ラーメン」を9月10日に発売する。

 同社では2024年6月、地域の隠れた名産や名物を楽しんでもらうことを通じて地域の活性化を目指すジモメシプロジェクトを立ち上げ、新メニューを開発し、販売してきた。第1弾では「青森味噌カレー牛乳ラーメン」、第2弾では「鹿児島ジモメシ 鮪しょう油ラーメン」が販売されている。

 第3弾となる今回のメニューでは、石川県能登町名産の「小木港のするめいか」を使用。日本三大イカ釣り港の1つとなる小木港に水揚げされる、船内で-40℃に急速冷凍された船凍するめいかを煮つけにしてトッピングしている。

 価格は460円~。45万食、28日までの数量・期間限定での提供となる。

 提供開始に先立ち、スシロー金沢駅西店では8日に発表会が開催された。

 FOOD & LIFE COMPANIES ジモメシ推進PRリーダーの福井ひとみ氏によれば、「震災の被害を受け、いまだその影響が残る能登地域のために何かできることはないかと考えたのがきっかけ。能登には海産物、畜産物、お菓子、お酒などの食の魅力が溢れているが、社内で検討を重ね、今回はラーメンを開発することにした」と振り返る。

FOOD & LIFE COMPANIES ジモメシ推進PRリーダーの福井ひとみ氏(左)と永宝水産 代表取締役社長の小川栄次氏(右)

 永宝水産 代表取締役社長の小川栄次氏は、小木港のするめいかの特徴について、“船凍(せんとう)”を挙げる。元々は遠洋漁業で用いられた急速冷凍技術だが、この工程を経ることにより、鮮度を保ちつつ、いか本来の甘みやねっとりとした食感が引き出されるという。

 小川氏は、今回のプロジェクトの意義について、「まだまだ復旧段階の能登において明るい材料。戻りたくても戻れない県外で過ごす方もいるなかで、能登のいかを全国で食べていただける。食べて能登に行ってみたいと思ってもらえたら」と話す。

 ちなみに、同氏に実際に能登を訪れた際の観光スポットについて聞いたところ、「イカの駅つくモール」がオススメとのこと。巨大なするめいかのモニュメント「イカキング」がある場所としても知られる同スポットだが、小木港のするめいかを食べられるレストランやイカ漁に関する展示もあり、能登の魅力を堪能できる。

 8日午後には、FOOD & LIFE COMPANIES 代表取締役社長 CEOの山本雅啓氏ら関係者が石川県庁を訪れ、馳浩知事を表敬訪問した。馳知事は、同社の震災復興支援への感謝を述べた上で「能登小木港いかのせ いか白湯醤油ラーメン」を試食。「本当においしい。お酒にもあう。仕事帰りに寄っていきたい」と絶賛していた。

FOOD & LIFE COMPANIES 代表取締役社長 CEOの山本雅啓氏(左)と馳浩石川県知事(右)